ScreenFect(TM)UP-293
ScreenFect(TM)UP-293
ドキュメント
キットコンポーネント
100 mL用
ScreenFect™UP-293 Transfection Reagent | 0.2 mL |
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ScreenFect™UP-293 Dilution Buffer | 6.7 mL |
ScreenFect™UP-293 Booster | 0.5 mL |
1 L用
ScreenFect™UP-293 Transfection Reagent | 2 x 1 mL |
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ScreenFect™UP-293 Dilution Buffer | 67 mL |
ScreenFect™UP-293 Booster | 5 mL |
概要
Expi293™ Expression System および FreeStyle™ 293 Expression System 用のトランスフェクション試薬です。組換え抗体やタンパク質の大量発現に適しています。トランスフェクション後に添加するScreenFect™ UP-293 Boosterが細胞のタンパク質発現量を大きく高めます。
本製品はトランスフェクション試薬のみ含まれます。細胞および培地は含まれません。
特長
- 安価! 他社品の約40%OFF!
- 組換えタンパク質高発現
- トランスフェクション試薬を変えるだけ
アプリケーション
Expi293F™ 細胞におけるルシフェラーゼ発現量の比較
Expi293F™ 細胞へ分泌型 Luc 発現ベクターを各種トランスフェクション試薬を用いて導入し、Expi293™ Expression Medium で培養した。培養スケールは 30 mL で実施し、96 時間後に培養上清を回収後、ルシフェラーゼアッセイによって発光強度を測定した。
ScreenFect™UP-293は、他社品Aと同等のルシフェラーゼ発現量を示しました。また、他社品Bよりも高いルシフェラーゼ発現量を示しました。
Expi293F™ 細胞における IgG 産生量比較
Expi293F™細胞へH鎖、L鎖発現ベクターを各種トランスフェクション試薬を用いて導入し、Expi293™ Expression Mediumで培養した。培養スケールは30 mLで実施し、120時間後に培養上清を一部回収した。回収した培養上清の電気泳動後にCBB染色にて発現量を比較した。
ScreenFect™UP-293は、他社品Aと同等のIgG発現量を示しました。
FreeStyle™ 293-F細胞におけるルシフェラーゼ発現量の比較
FreeStyle™ 293-F細胞へ分泌型Luc発現ベクターを各種トランスフェクション試薬を用いて導入し、 FreeStyle™ 293 Expression Mediumで培養した。培養スケールは30 mLで実施し、96時間後に培養上清を回収後、ルシフェラーゼアッセイによって発光強度を測定した。
ScreenFect™UP-293は、他社品Cよりも高いルシフェラーゼ発現量を示しました。
Expi293™、Freestyle™、 Expi293F™は、Thermo Fisher Scientific社の登録商標です。
使用法
30 mL培養スケール
① | トランスフェクションの前に、125 mLもしくは250 mLのErlenmeyer shake flaskを用いて、トランスフェクションに必要な細胞数の培養細胞を準備する。 備考:培養開始時の生細胞密度の目安は>0.8 x 106 /mLです。 |
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② | 【細胞懸濁液の調製】 トランスフェクション実験の直前に、125 mL Erlenmeyer shake flaskを用いて、28 mLの細胞懸濁液を用意する。その際、培地中の細胞数が下記になるように培地で調製する。 ●Expi293F™ Cellsの場合 生細胞数2.7 x 106/mL (生細胞数7.5 x 107/28mL) ●FreeStyle™ 293-F Cellsの場合 生細胞数1.1 x 106/mL (生細胞数 3.0 x 107/28mL) 備考:生細胞率が90%未満にならないように調製してください。 |
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③ | 使用前にボルテックスミキサーでScreenFect™UP-293 Transfection Reagentをよく混合する。 | |
④ | 【希釈済みトランスフェクション試薬の調製】 ●Expi293F™ Cellsの場合 60 µLのScreenFect™UP-293 Transfection Reagentを940 µLのScreenFect™UP-293 Dilution Bufferに添加し、ピペッティングで混合する。 ●FreeStyle™ 293-F Cellsの場合 30 µLのScreenFect™UP-293 Transfection Reagentを970 µLのOpti-MEM™ I Reduced Serum Mediumに添加し、ピペッティングで混合する。 |
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⑤ | 【希釈済みDNA溶液の調製】 ●Expi293F™ Cellsの場合 30 µgのplasmid DNA (1µg/µL) を970 µLのScreenFect™UP-293 Dilution Bufferに添加し、ピペッティングで混合する。 ●FreeStyle™ 293-F Cellsの場合 30 µgのplasmid DNA (1µg/µL)を970 µLのOpti-MEM™ I Reduced Serum Mediumに添加し、ピペッティングで混合する。 |
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⑥ | 【リポプレックス溶液の調製】 作製した希釈済みトランスフェクション試薬と希釈済みDNA溶液をピペッティングで混合し、スピンダウンする。室温で 5-20分間静置する。 |
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⑦ | リポプレックス溶液を細胞懸濁液に添加し、ゆっくりと攪拌しながら混合する。 備考:この時点でフラスコ内の液量は約30 mLです。 |
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⑧ | オービタルシェーカーを用いて、37℃ (8% CO2)、125rpmで16時間培養する。 | |
⑨ | 50 µLのScreenFect™UP-293 Boosterをフラスコへ添加する。 | |
⑩ | オービタルシェーカーを用いて、37℃ (8% CO2)、125rpmで培養する。 目的のタンパク質を含む細胞または培養上清をトランスフェクションから48~120時間後に回収する。 備考:最適な培養時間は目的のタンパク質や細胞生存率などにより異なります。 |
別途必要な試薬
発現システム | Expi293™ Expression System | FreeStyle™ 293 Expression System |
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細胞 | Expi293F™ Cells | FreeStyle™ 293-F Cells |
培地 | Expi293F™ Expression Medium | FreeStyle™ 293 Expression Medium |
希釈バッファー | 不要* | Opti-MEM™ I Reduced Serum Medium |
*ScreenFect™UP-293 Dilution Bufferで希釈します。
物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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