パラジウム-ポリエチレンイミン
Palladium-Polyethyleneimine
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ドキュメント
選択的接触還元触媒シリーズ
接触還元反応では、不均一触媒であるパラジウム炭素(Pd/C)が、穏和な中性条件下、さまざまな官能基を効率よく還元することから広く用いられていますが、Pd/Cの持つ強い還元能のため官能基選択性や位置選択性を達成することは困難でした。
当社ではこれらを解決するため、それぞれ触媒毒の異なるPd固定化触媒、オスミウムと活性炭素を複合化した触媒を販売しています。
特長
- 選択的還元が可能
- 反応性が少ない
アプリケーション
一般にアルキンからアルケンへの選択的部分水素化はきわめて難しく、鉛を触媒毒として用いたLindlar触媒が知られておりますが鉛の毒性により環境負荷が高く、また、末端アルキンには適応できないといった欠点があります。これらの問題を解決するため、窒素性塩基を多く含むポリエチレンイミンポリマーをパラジウムの強い触媒毒かつ担体として利用して調整したパラジウム-ポリエチレン触媒(Pd/PEI)を開発、アルキンからアルケンへの選択的部分水素化が可能です。
参考文献
- 吉田雄一 : 和光純薬時報, 77(3), 13 (2009).
概要・使用例
概要 | 本品は触媒毒かつ担体としてポリエチレンイミンを使用したパラジウム触媒である。アルキンからアルケンへの選択的部分水素化を触媒し、Lindlar触媒では達成できない末端アルキンの部分水素化も可能である。 Pd/PEIPalladium-Polyethyleneimineアルキンからアルケンへの選択的部分水素化は合成化学的のみならず、触媒の選択性発現の観点からも興味が持たれます。一般にアルキンからアルケンへの選択的部分水素化は、極めて難しく鉛を触媒毒として用いたLindlar 触媒が知られておりますが鉛の毒性により環境負荷が高く、また一置換アルキンには適応できないといった欠点があります1)。これらの問題を解決するため、窒素性塩基を多く含むポリエチレンイミンポリマーをパラジウムの強い触媒毒かつ担体として利用して調整したパラジウムーポリエチレン触媒(Pd/PEI) が開発されました。ご好評を頂いております、Pd/C(en), Pd/Fibと使い分けることにより種々の還元性官能基変換が可能です。 (Wako Organic Square No.17, p6(2006.3)) 官能基選択的接触還元触媒パラジウム-ポリエチレンイミン【Pd/PEI】Pd/PEIはポリエチレンイミンポリマーにPdが担持された触媒です。アルキンからアルケンへの選択的部分水素化は合成化学、及び触媒の選択性発現の観点から興味が持たれています。一般にアルキンからアルケンへの選択的部分水素化は極めて困難で、鉛を触媒毒として用いたLindlar触媒が知られていますが、鉛の毒性により環境負荷が高く、また一置換アルキンには適応できないといった欠点があります1)。本品は、窒素性塩基を多く含むポリエチレンイミンポリマーを、パラジウムの強い触媒毒かつ担体として利用することで、これらの問題を解決しました2)。ご好評を頂いております、Pd/C(en)3),Pd/Fib 4)と使い分けることにより種々の還元性官能基変換が可能です。 (和光純薬時報 Vol.74 No.4, p20 (2006.10)) Pd/PEI Palladium-Polyethyleneimine アルキンからアルケンへの選択的部分水素化は合成化学的のみならず、触媒の選択性発現の観点からも興味が持たれます。一般にアルキンからアルケンへの選択的部分水素化は、極めて難しく鉛を触媒毒として用いたLindlar触媒が知られておりますが鉛の毒性により環境負荷が高く、また一置換アルキンには適応できないといった欠点があります 1)。これらの問題を解決するため、窒素性塩基を多く含むポリエチレンイミンポリマーをパラジウムの強い触媒毒かつ担体として利用して調整したパラジウムーポリエチレン触媒(Pd/PEI)が開発されました2)。ご好評を頂いております、Pd/C(en)3), Pd/Fib4)と使い分けることにより種々の還元性官能基変換が可能です。 特長 ・ アルキンからアルケンへの選択的部分水素化 ・末端アルキンの部分水素化 (Wako Organic Square No.20, p15 (2007.6)) 選択的還元触媒Palladium Catalysts Series 【特長】 ●選択的還元が可能 ●発火性が少ない パラジウム-ポリエチレンイミン アルキンからアルケンへの選択的部分水素化は合成化学的のみならず、触媒の選択性発現の観点からも興味が持たれます。一般にアルキンからアルケンへの選択的部分水素化は極めて難しく、鉛を触媒毒として用いたLindlar触媒が知られておりますが鉛の毒性により環境負荷が高く、また一置換アルキンには適応できないといった欠点があります。これらの問題を解決するため、窒素性塩基を多く含むポリエチレンイミンポリマーをパラジウムの強い触媒毒かつ担体として利用して調整したパラジウムーポリエチレン触媒(Pd/PEI)が開発されました。 Wako Organic Square No.27, p.7 (2009.3) Palladium-Polyethyleneimine アルキンからアルケンへの選択的部分水素化は合成化学的のみならず、触媒の選択性発現の観点からも興味が持たれます。一般にアルキンからアルケンへの選択的部分水素化は、極めて難しく鉛を触媒毒として用いたLindlar触媒が知られておりますが鉛の毒性により環境負荷が高く、また一置換アルキンには適応できないといった欠点があります。これらの問題を解決するため、窒素性塩基を多く含むポリエチレンイミンポリマーをパラジウムの強い触媒毒かつ担体として利用して調整したパラジウムーポリエチレン触媒(Pd/PEI)が開発されました。ご好評を頂いております、Pd/C(en), Pd/Fibと使い分けることにより種々の還元性官能基変換が可能です。 Wako Organic Square No.26, p11 (2008.12) |
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使用上の注意 | 不活性ガス封入 |
物性情報
外観 | 黒色の液体 |
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「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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