レモゾール
Lemosol
- 病理研究用
-
for Pathology Research
- 規格含量 :
- Limonene : 95.0+% (Capillary GC)
- 製造元 :
- 富士フイルム和光純薬(株)
- 保存条件 :
- 室温
- CAS RN® :
- 5989-27-5
- 適用法令 :
- 危4-2(非水溶性)-III
- GHS :
-
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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1L
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3L
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ドキュメント
アプリケーション
概要・使用例
概要 | 〈組織細胞化学〉〈中間剤〉 標本を作る時には、組織を薄切するためにパラフィンを浸み込ませたり、染め分けするために染色液に浸したりします。水と油は混じらないのと同じように、固定後の水を多く含んでいる組織片には油性のパラフィンは浸み込みませんし、パラフィンで包埋された薄切片は、水溶性の染色液に浸してもはじいてしまいます。固定液(水溶性)→パラフィン(油性)→染色液(水溶性)この流れを円滑に進めていくのに必要なのが、キシレンやクロロホルムといった溶剤で中間剤と呼ばれています。ところが、このキシレンやクロロホルムは、揮発性に富み、刺激臭があります。また人体に対しても有害であることが問題になっています。 本品は、キシレン、クロロホルムに代わる人体に優しい溶剤で、オレンジ皮油の成分であるD(+)-リモネンを主成分とするレモン微香をもつ溶剤です。 安全性…本品は、米国FDAにより食品添加物、香料原料として許可されている安全性物質''リモネン''が主成分であり、キシレン、クロロホルムのような医薬用外劇物に該当せず、安全性の高い溶剤である。 廃液処理…本品は、微生物により分解される。しかし、直接公共の河川へ通じる排水溝への廃棄は、BOD, TOC上昇などの原因になるので、活性汚泥処理など、しかるべき処置の上排出する必要がある。 リモネン含量…95.0%以上 (Capillary GC) WAKO BIO WINDOW 別冊 病理研究用試薬p13(1999)。和光純薬時報 Vol.60 No.2 p.9(1992)。WAKO BIO WINDOW No.67,p14(2005.Apr.)。 Q&A : WAKO BIO WINDOW No.11,p15(1998)。 中間剤(置換剤) 脱水された組織内の水分はアルコールに置き換えられましたが、アルコールもパラフィンには馴染まないため、組織内のアルコールをパラフィンと相溶性のある中間剤に置き換える必要があります。現在、中間剤にはアルコール, パラフィンと相溶性のある主にキシレン等が繁用されています。ところが、キシレンは揮発性に富み、刺激臭があり、また人体に対しても有害で、職場環境でも問題になっています。レモゾールR , レモゾールR A は、毒性、刺激臭がほとんど無く、キシレンの代替えとして利用できます ■レモゾールR キシレン、クロロホルムに代わる人体に優しい溶剤です。オレンジ皮油の成分であるD(+)-リモネンを主成分とするレモン微香をもちます。 【特 長】 ●安全で人に優しい溶剤。 ●キシレン、クロロホルムの代用として中間剤、脱パラフィン剤及び透徹剤として使用可能。 ●中間剤としてキシレンを使用する場合に、組織が収縮・硬化して薄切しにくい組織でも、本品では臓器の軟らかさを保ったままでパラフィン包埋組織切片が作製可能。 ●キシレンとは違い、微生物によって分解されるので、廃液処理がより簡単。 ●一般染色及び免疫組織染色に支障なく使用可能。 ●マイルドな柑橘の香りがする精製リモネンが主成分。 【レモゾールRの廃棄処理方法】 1)凝固剤をご用意しております。 2)使用液のまま処理する場合、直接公共の河川へ通じる排水溝への廃棄は BOD, TOC 上昇の原因になるので、活性汚泥処理等の上、排水して下さい。 <注 意> ※レモゾールRは引火性の高い溶剤です。直火による加熱、火気の近くでの作業は避けて下さい。 ※凝固後の扱いについて : 法規上、危険物第二類第一種可燃性固体として取り扱って下さい。 ※キシレン(医薬用外劇物, 消防法上危険物)、ホルマリン(医薬用外劇物)の混入した廃液は、上記のような廃棄方法はできません。 (Wako BioWindow JUN.2012/No.117, p9) |
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用途 | 病理組織標本作成時の中間剤。 |
使用上の注意 | 不活性ガス封入 |
物性情報
外観 | 無色~わずかにうすい黄色, 澄明の液体 |
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融点 | 15℃ |
密度 | 0.837~0.847g/ml (20℃) |
屈折率 | 1.470〜1.474 (20℃) |
比旋光度 | [α]D20 +115〜+125° (neat) |
組成 | D(+)-リモネンを主成分とする。 |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
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