コレラ毒素溶液
Cholera Toxin Solution
- 細胞生物学用
-
for Cellbiology
- 製造元 :
- 富士フイルム和光純薬(株)
- 保存条件 :
- -80℃ (ドライアイス輸送)
- CAS RN® :
- 9012-63-9
- 適用法令 :
- 優先評価物質 毒素類
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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100μg
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20以上 |
- 注意事項 :
- ◎生物・毒素兵器の製造、使用防止のため、「毒素等」を試験研究用に使用することを確認する証が必要です。
ドキュメント
アプリケーション
概要・使用例
概要 | コレラ毒素はグラム陰性細菌Vibrio choleraeが産生するタンパク質毒素です。Aサブユニット1分子、Bサブユニット5分子から構成されており、AサブユニットはGs(GTP結合タンパク質の一種)のαサブユニットをADP-リボシル化します。このADP-リボシル化によりアデニル酸シクラーゼが恒常的に活性化され、細胞内cAMP濃度が上昇します。Bサブユニットは標的細胞表面のGM1ガングリオシドに結合し、細胞内にAサブユニットを送り込む役割を持ちます。 (Wako Bio Window No. 89, p22 (2008.6)) Cholera Toxin Solution 細菌由来タンパク質毒素 コレラ菌が産生するタンパク質毒素です。激しい下痢による脱水症状を引き起こすことが知られています。Aサブユニット1分子、Bサブユニット5分子から構成されており、Aサブユニットは三量体GTP結合タンパク質であるGsのαサブユニットをADP-リボシル化します。このADP-リボシル化によりアデニル酸シクラーゼが恒常的に活性化され、細胞内cAMP濃度が上昇します。Bサブユニットは標的細胞表面のGM1ガングリオシドに結合し、細胞内にAサブユニットを送り込む働きがあります。 ◆形状:溶液(タンパク質濃度:1mg/ml*)*:タンパク質濃度は、初回ロット時の参考値です。 ◆由来:Vibrio cholerae ◆活性:CHO細胞に本品を1.25ng/ml添加し、培養した際に、細胞の50%以上が紡錘形に変形するのを確認。 Wako Bio Window No.89, p23 (2008.6) |
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使用上の注意 | 本品は強い毒性をもっています。本品をお取扱いの際は保護手袋や防護服をご使用下さい。口でのピペッティングを避けて下さい。肌や傷口に触れさせないで下さい。 また、使用した器具及び毒素溶液は必ず2%水酸化ナトリウム溶液または有効塩素約1%含有の次亜塩素酸ナトリウム溶液に一晩浸漬するか、20分間煮沸し、毒素を分解して下さい。 本品は、試験・研究の目的にのみ使用されるもので、医療には用いないで下さい。 《融解時の注意》 ・本品を融解する際は、急速融解する。放置するなどゆっくり溶かすことは行わない。 常温の水中で振蕩して溶かし、溶けたらすぐ氷冷水に浸ける。 ・複数回に分けて使用する場合、1回分ごとに小分けし、すぐ急速冷凍して-80℃で保管する。 |
物性情報
外観 | 液体 |
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起源 | Vibrio cholerae 569B |
濃度 | たん白濃度 : 0.5~2mg/ml |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
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