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抗フィーカリバクテリウム, モノクローナル抗体 (FD-L4F6-18K2) Anti Faecalibacterium, Monoclonal Antibody (FD-L4F6-18K2)

免疫化学用
for Immunochemistry
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷凍 (ドライアイス輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
019-28911
JAN
4548995107459
50μL
希望納入価格
40,000 円
西日本 :
14
東日本 :
4

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書
分析チャート

製品概要

本製品は、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤 純 先生、吉井 健 先生らによって開発されたフィーカリバクテリウム・ダンカニエ (旧名フィーカリバクテリウム・プラウスニッチ) に対するモノクローナル抗体です1)。ELISA、フローサイトメトリー、免疫沈降、ウエスタンブロッティングに使用することができ、腸内細菌の迅速・簡便・安価な測定に貢献することが期待されます。

抗体情報

抗体種 モノクローナル抗体
抗原 熱処理したフィーカリバクテリウム・ダンカニエ (Faecalibacterium duncaniae)
免疫動物 マウス
組成 1 x D-PBS、0.05 % アジ化ナトリウム
標識 未標識
交差性 フィーカリバクテリウム・ダンカニエ (Tat pathway signal sequencing domain)
アプリケーション ELISA (サンドイッチ/ダイレクト)
フローサイトメトリー
免疫沈降
ウエスタンブロッティング

データ

サンドイッチELISAによる各種腸内細菌の定量とNGS (16S rRNA遺伝子) との比較

ヒト糞便 3検体について、抗腸内細菌抗体を組み合わせたサンドイッチELISAにより菌数を測定した。またサンドイッチELISAとNGSによる16S rRNA遺伝子のアンプリコンシークエンスで得られた腸内細菌の構成比を比較した1)

サンドイッチELISAの構成

  1. (1) P. vulgatus
    捕捉抗体: PV-L1A6-117K2
    検出抗体: PV-L2B7-117K1
  2. (2) F. duncaniae
    捕捉抗体: FD-S2D3-18K1
    検出抗体: FD-L4F6-18K2
  3. (3) S. copri
    捕捉抗体: SC-S10C3-49K1
    検出抗体: SC-S10C3-49K1

腸内細菌数の測定 (サンドイッチELISA)

腸内細菌数の測定 (サンドイッチELISA)
  • Phocaeicola vulgatus
  • Faecalibacterium duncaniae
  • Segatella copri

NGS (16S rRNA遺伝子) との比較

NGS (16S rRNA遺伝子) との比較
<データ提供> 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤先生、吉井先生
  • Phocaeicola vulgatus
  • Faecalibacterium duncaniae
  • Segatella copri

ELISA

96ウェルマイクロプレートに細菌溶液100 μLを添加し、コーティングした。細菌溶液は凍結乾燥した熱殺菌細菌をPBSで希釈する、もしくはB-PER溶液に懸濁し、ガラスビーズで破砕することで調製した。抗原固相化プレートのブロッキングおよび洗浄を行った後、ハイブリドーマ 各クローンの細胞培養上清を添加し、2時間インキュベートした。抗原に結合した抗腸内細菌抗体はHRP標識ヤギ抗マウスIgGを用いて検出した1)

ELISA
<データ提供> 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤先生、吉井先生
  • P. vulgatus
  • F. duncaniae
  • S. copri
  • B. pseudocatenulatum
  • B. longum
  • B. wexlerae
  • A. muciniphila

フローサイトメトリー

細菌をファーマー固定液 (エタノール:酢酸=7:3) で固定後、遠心分離 (13,040 x g, 2分, 4 °C) を行った。細菌 100 μLと抗腸内細菌抗体 1 μgを1 % BSAを含むPBS-Tに懸濁し、氷上で1時間インキュベートした。細胞を洗浄後、FITC標識抗マウスIgGを添加し、30分間、氷上、暗所で反応させた。染色された細菌を洗浄し、フローサイトメーターで解析した1)

データは著作者の許諾を得て、文献1)を元に作成

ウエスタンブロッティング

Faecalibacterium duncaniae JCM31915を10,000 x gで5分間 遠心分離して回収後、タンパク質 2 µgをSDS-PAGEにて分離した。分離したタンパク質はPVDF膜に転写し、ブロッキング後、25-50 ng/mLの抗腸内細菌抗体およびHRP標識マウスIgGを用いて検出した1)

データは著作者の許諾を得て、文献1)を元に作成

参考文献

FAQ

抗体について

本製品はフィーカリバクテリウム・ダンカニエ (Faecalibacterium duncaniae) 以外のフィーカリバクテリウム属に反応しますか?
免疫に使用したフィーカリバクテリウム・ダンカニエに対する交差性のみ確認しており、同じ属の他種細菌に対する交差性は不明です。

概要・使用例

概要 本品はフィーカリバクテリウムに対するマウスモノクローナル抗体です。
フィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)は、ヒトや動物の腸内に生息するグラム陰性の嫌気性細菌であり、腸内微生物群の重要な構成要素の一つです。フィーカリバクテリウムは短鎖脂肪酸、特に酪酸を生成することが知られています。酪酸は腸細胞のエネルギー源として機能するだけでなく抗炎症作用も持つことから、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患への関連などが報告されています。

《抗体情報》
・濃度:ラベルに記載
・免疫動物:マウス
・抗体サブクラス:IgG2b
・溶液組成:1xD-PBS、0.05% アジ化ナトリウム
・アプリケーション:ダイレクトELISA、サンドイッチELISA、WB、FACS

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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