カートに追加しました

比較表に追加しました

抗ウサギIgG, ヤギ, SPICA DyeTM 594結合 Anti Rabbit IgG, Goat, SPICA DyeTM 594 Conjugated

免疫化学用
for Immunochemistry
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
  • ラベル
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
016-28661
JAN
4548995101655
500μL
希望納入価格
52,000 円

19

ドキュメント

SDS
添付文書
検査成績書

製品概要

抗ウサギIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 594結合はヤギ由来の抗ウサギIgG抗体に富士フイルムで開発した新規高耐光性蛍光色素であるSPICA Dye™ 594を標識した二次抗体です。従来の蛍光色素と比較して、光褪色しにくいことが特長です。免疫組織染色や免疫細胞染色に使用することができます。

抗体情報

抗体種 ポリクローナル抗体
抗原 ウサギ IgG
免疫動物 ヤギ
組成 PBS、0.05% アジ化ナトリウム
標識 SPICA Dye™ 594
交差性 ウサギ
アプリケーション 免疫組織染色 (凍結切片) 1:500-1,000
免疫細胞染色 1:500-1,000

励起波長・蛍光波長

SPICA Dye™ 594

(Excitation=575 nm, Emission=611 nm)

プロトコル (例)

抗Iba1抗体および抗ウサギIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 594結合によるマウス脳凍結切片の免疫染色

1.灌流固定
0.1%くえん酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流
2.後固定
4% PFA (24時間)
3.スクロース置換
30% スクロースPBS (4 ℃、一晩-2日程度)
4.凍結切片作製
スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製
5.ブロッキング
5%BSA、2%正常ロバ血清、0.3% TritonX-100/PBS (室温、2時間)
6.一次抗体
抗Iba1, ウサギ (免疫細胞化学用) (コードNo. 019-19741) 1:1,000 (4 °C, 一晩)
7.洗浄
0.3% TritonX-100/PBS (5分 x 3回)
8.二次抗体
抗ウサギIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 594結合 (本製品) 1:500、 0.3% TritonX-100/PBS (室温, 2時間)
9.洗浄
0.3% TritonX-100/PBS (5分 x 3回)
10.封入
マウント剤 (例: Invitrogen™ ProLong Glass) にて封入し、4 ℃、暗所保存

データ

性能データ

キセノン耐光試験機を用いた従来色素との耐光性評価

500Wキセノンランプとガラスフィルターを設置したXe耐光試験機を用いて、 SPICA Dye™ 594もしくはAlexa Fluor® 594を標識した抗ウサギIgG, ヤギ抗体 (Jackson ImmunoResearch社、コードNo. 566-71221) のPBS溶液に連続的にキセノン光を照射した。吸収極大ピークの吸光度変化をプロットし、両色素の耐光性比較を行った。

[結果]
SPICA Dye™ 594標識抗体は他社蛍光色素より高い耐光性を示した。

※ Alexa Fluor®はインビトロジェン株式会社の登録商標です。

FAQ

抗体について

抗体はどのように精製していますか。
本製品は抗血清を抗原アフィニティークロマトグラフィーにより精製しています。
抗体の濃度はどれくらいですか。
1.4-1.6 mg/mL (タンパク質濃度) です。実際の濃度は製品のラベルに記載しています。

概要・使用例

概要 二次抗体は免疫染色を含む様々な検出システムで使用できます。抗ウサギIgG二次抗体は、マウスIgGに対する特異性が特徴の親和性精製抗体であり、標的の検出や選別に有用です。
抗ウサギIgG、ヤギ、SPICA Dye™ 594結合体は、最適条件下でSPICA Dye™ 594蛍光色素と結合しています。本製品はポリクローナル抗体であるため、1つの一次抗体に複数の二次抗体を結合させることができ、シグナル増幅も期待できます。
SPICA Dye™ 594(励起/蛍光波長=575/611 nm)は、既存の蛍光色素と比較して耐光性に優れており、透過型顕微鏡や超解像顕微鏡などの実験にも有用です。

クラス:ヤギIgG
種交差性:ウサギ
実験適応:免疫細胞染色 1:500~1,000
     免疫組織染色 1:500~1,000
使用例 <マウス脳凍結切片の免疫染色例>

灌流固定   :0.1%クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流
後固定    :4%PFA(24時間)
スクロース置換:30%スクロースPBS(4 ℃, 一晩~2日程度)
凍結切片作製 :スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製
ブロッキング :5%BSA, 2%正常ロバ血清, 0.3% TritonX-100/PBS(RT, 2時間)
一次抗体   :抗Iba1, ウサギ (免疫細胞化学用) 1:1,000(4 ℃, 一晩)
洗浄     :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回)
二次抗体   :Anti Rabbit IgG, Goat, SPICA Dye™ 594 Conjugated(1:500), 0.3%TritonX-100/PBS(RT, 2時間)
洗浄     :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回)
封入     :Prolong Glass (4 ℃, 暗所保存)

物性情報

外観 液体
濃度 ラベルに記載
たん白濃度 : 1.4~1.6mg/mL

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。