抗マウスIgG, ヤギ, SPICA DyeTM 594結合
Anti Mouse IgG, Goat, SPICA DyeTM 594 Conjugated
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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500μL
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19 |
ドキュメント
製品概要
抗マウスIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 594結合はヤギ由来の抗マウスIgG抗体に富士フイルムで開発した新規高耐光性蛍光色素であるSPICA Dye™ 594を標識した二次抗体です。従来の蛍光色素と比較して、光褪色しにくいことが特長です。免疫組織染色や免疫細胞染色に使用することができます。
抗体情報
抗体種 | ポリクローナル抗体 |
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抗原 | マウス IgG |
免疫動物 | ヤギ |
組成 | PBS、0.05% アジ化ナトリウム |
標識 | SPICA Dye™ 594 |
交差性 | マウス |
アプリケーション | 免疫組織染色 (凍結切片) 1:500-1,000 免疫細胞染色 1:500-1,000 |
励起波長・蛍光波長
SPICA Dye™ 594

プロトコル (例)
抗GFAP抗体および抗マウスIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 594結合によるマウス脳凍結切片の免疫染色
- 1.灌流固定
- 0.1%くえん酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流
- 2.後固定
- 4% PFA (24時間)
- 3.スクロース置換
- 30% スクロースPBS (4 ℃、一晩-2日程度)
- 4.凍結切片作製
- スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製
- 5.ブロッキング
- 5% BSA、2% 正常ロバ血清、0.3% TritonX-100/PBS (室温、2時間)
- 6.一次抗体
- 抗GFAP, モノクローナル抗体(MO389) (コードNo. 018-27283) 1:1,000 (4 °C、一晩)
- 7.洗浄
- 0.3% TritonX-100/PBS (5分 x 3回)
- 8.二次抗体
- 抗マウスIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 594結合 (本製品) 1:500、0.3% TritonX-100/PBS (室温、2時間)
- 9.洗浄
- 0.3% TritonX-100/PBS (5分 x 3回)
- 10.封入
- マウント剤 (例: Invitrogen™ ProLong Glass) にて封入し、4 ℃、暗所保存
データ
性能データ
キセノン耐光試験機を用いた従来色素との耐光性評価

500Wキセノンランプとガラスフィルターを設置したXe耐光試験機を用いて、 SPICA Dye™ 594もしくはAlexa Fluor® 594を標識した抗ウサギIgG, ヤギ抗体 (Jackson ImmunoResearch社、コードNo. 566-71221) のPBS溶液に連続的にキセノン光を照射した。吸収極大ピークの吸光度変化をプロットし、両色素の耐光性比較を行った。
[結果]
SPICA Dye™ 594標識抗体は他社蛍光色素より高い耐光性を示した。
FAQ
抗体について
- 抗体はどのように精製していますか。
- 本製品は抗血清を抗原アフィニティークロマトグラフィーにより精製しています。
- 抗体の濃度はどれくらいですか。
- 1.4-1.6 mg/mL (タンパク質濃度) です。実際の濃度は製品のラベルに記載しています。
概要・使用例
概要 | 二次抗体は免疫染色を含む様々な検出システムで使用できます。抗マウスIgG二次抗体は、マウスIgGに対する特異性が特徴の親和性精製抗体であり、標的の検出や選別に有用です。 抗マウスIgG、ヤギ、SPICA Dye™ 594結合体は、最適条件下でSPICA Dye™ 594蛍光色素と結合しています。本製品はポリクローナル抗体であるため、1つの一次抗体に複数の二次抗体を結合させることができ、シグナル増幅も期待できます。 SPICA Dye™ 594(励起/蛍光波長=575/611 nm)は、既存の蛍光色素と比較して耐光性に優れており、透過型顕微鏡や超解像顕微鏡などの実験にも有用です。 クラス:ヤギIgG 種交差性:マウス 実験適応:免疫細胞染色 1:500~1,000 免疫組織染色 1:500~1,000 |
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使用例 | <マウス脳凍結切片の免疫染色例> 灌流固定 :0.1%クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流 後固定 :4%PFA(24時間) スクロース置換:30%スクロースPBS(4 ℃, 一晩~2日程度) 凍結切片作製 :スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製 ブロッキング :5%BSA, 2%正常ロバ血清, 0.3% TritonX-100/PBS(RT, 2時間) 一次抗体 :抗GFAP, モノクローナル抗体(MO389) 1:1,000(4 ℃, 一晩) 洗浄 :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回) 二次抗体 :Anti Mouse IgG, Goat, SPICA Dye™ 594 Conjugated(1:500), 0.3%TritonX-100/PBS(RT, 2時間) 洗浄 :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回) 封入 :Prolong Glass (4 ℃, 暗所保存) |
物性情報
外観 | 液体 |
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濃度 | ラベルに記載 たん白濃度 : 1.4~1.6mg/mL |
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本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
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