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抗マウスIgG, ヤギ, SPICA DyeTM 647結合 Anti Mouse IgG, Goat, SPICA DyeTM 647 Conjugated

免疫化学用
for Immunochemistry
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
  • ラベル
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
010-28681
JAN
4548995101679
500μL
希望納入価格
52,000 円

19

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
検査成績書

製品概要

抗マウスIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 647結合はヤギ由来の抗マウスIgG抗体に富士フイルムで開発した新規高耐光性蛍光色素であるSPICA Dye™ 647を標識した二次抗体です。従来の蛍光色素と比較して、光褪色しにくいことが特長です。免疫組織染色や免疫細胞染色に使用することができます。

抗体情報

抗体種 ポリクローナル抗体
抗原 マウス IgG
免疫動物 ヤギ
組成 PBS、0.05% アジ化ナトリウム
標識 SPICA Dye™ 647
交差性 マウス
アプリケーション 免疫組織染色 (凍結切片) 1:500-1,000
免疫細胞染色 1:500-1,000

励起波長・蛍光波長

SPICA Dye™ 647

(Excitation=651 nm, Emission=670 nm)

プロトコル (例)

抗GFAP抗体および抗マウスIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 647結合によるマウス脳凍結切片の免疫染色

1.灌流固定
0.1% くえん酸ナトリウムPBSによる脱血後、4% PFA灌流
2.後固定
4% PFA (24時間)
3.スクロース置換
30% スクロースPBS (4 ℃、一晩-2日程度)
4.凍結切片作製
スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製
5.ブロッキング
5% BSA、2% 正常ロバ血清、0.3% TritonX-100/PBS (室温、2時間)
6.一次抗体
抗GFAP, モノクローナル抗体 (MO389) (コードNo. 018-27283) 1:1,000 (4 °C、一晩)
7.洗浄
0.3% TritonX-100/PBS (5分 x 3回)
8.二次抗体
抗マウスIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 647結合 (本製品) 1:500、 0.3% TritonX-100/PBS (室温、2時間)
9.洗浄
0.3% TritonX-100/PBS (5分 x 3回)
10.封入
マウント剤 (例: Invitrogen™ ProLong Glass)にて封入し、4 ℃、暗所保存

データ

性能データ

キセノン耐光試験機を用いた従来色素との耐光性評価

500Wキセノンランプとガラスフィルターを設置したXe耐光試験機を用いて、 SPICA Dye™ 647もしくはAlexa Fluor® 647を標識した抗ウサギIgG, ヤギ抗体 (Jackson ImmunoResearch社、コードNo. 566-71221) のPBS溶液に連続的にキセノン光を照射した。吸収極大ピークの吸光度変化をプロットし、両色素の耐光性比較を行った。

[結果]
SPICA Dye™ 647標識抗体は他社蛍光色素より高い耐光性を示した。

免疫組織染色での耐光性比較

免疫組織染色を行ったマウス凍結切片サンプルに対して、共焦点顕微鏡でのZ-stack撮影を計10回実施し、蛍光強度を測定した。

動物種 マウス (C57BL6/J)
部位 海馬
サンプル 凍結切片
一次抗体 抗GFAP, モノクローナル抗体(MO389) (コードNo. 018-27283)1:500
二次抗体 抗マウスIgG, ヤギ, SPICA Dye™ 647結合 (本製品)1:500
抗マウスIgG(H+L),ヤギ, Alexa Fluor® 647標識 (コードNo. 564-78841) 1:500
撮影条件
顕微鏡 CLSM (Nikon) (型番:ECLIPSE Ti)
対物レンズ Plan Apo VC 倍率×20倍
開口数(NA) 0.75
励起波長 647 nm
検出波長 660-1,000 nm
撮影ステップ 3.0 μm x 8 Steps
Scan Speed 0.125 Frame/sec
(pixel Dwell/5.3 μsec)

[結果]
Alexa Fluor® 647標識抗体と比較し、SPICA Dye™ 647標識抗体は光褪色が緩やかに進むことが確認された。

※ Alexa Fluor®はインビトロジェン株式会社の登録商標です。

FAQ

抗体について

抗体はどのように精製していますか。
本製品は抗血清を抗原アフィニティークロマトグラフィーにより精製しています。
抗体の濃度はどれくらいですか。
1.4-1.6 mg/mL (タンパク質濃度) です。実際の濃度は製品のラベルに記載しています。

概要・使用例

概要 二次抗体は汎用性が高く、免疫染色をはじめとするさまざまな検出システムで使用できます。抗マウスIgG二次抗体は、マウスIgGに対する特異性が特徴の親和性精製抗体であり、標的の検出や選別に有用です。
抗マウスIgG、ヤギ、SPICA DyeTM 647結合体は、最適条件下でSPICA DyeTM 647蛍光色素と結合しています。本製品はポリクローナル抗体であり、1つの一次抗体に複数の二次抗体を結合させることができるため、シグナル増幅も期待できます。
SPICA DyeTM 647(Excititation/Emission=651/670 nm)は、従来の蛍光色素に比べ耐光性に優れ、透過型や超解像顕微鏡などの実験にも有用です。

クラス:ヤギIgG
種交差性:マウス
実験適応:免疫細胞染色 1:500~1,000
     免疫組織染色 1:500~1,000
使用例 <マウス脳凍結切片の免疫染色例>

灌流固定   :0.1%クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流
後固定    :4%PFA(24時間)
スクロース置換:30%スクロースPBS(4 ℃, 一晩~2日程度)
凍結切片作製 :スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製
ブロッキング :5%BSA, 2%正常ロバ血清, 0.3% TritonX-100/PBS(RT, 2時間)
一次抗体   :抗GFAP, モノクローナル抗体(MO389) 1:1,000(4 ℃, 一晩)
洗浄     :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回)
二次抗体   :Anti Mouse IgG, Goat, SPICA DyeTM 647 Conjugated(1:500), 0.3%TritonX-100/PBS(RT, 2時間)
洗浄     :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回)
封入     :Prolong Glass (4 ℃, 暗所保存)

物性情報

外観 液体
濃度 ラベルに記載
たん白濃度 : 1.4~1.6mg/mL

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

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