抗オキシトシン, モルモット Anti Oxytocin, Guinea Pig

免疫化学用: for Immunochemistry

製造元 :: 富士フイルム和光純薬(株)

保存条件 :: 冷凍 (ドライアイス輸送)

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SDS

比較	製品コード	容量	価格	在庫
	販売元 017-28571 JAN 4548995098566	50μL	希望納入価格 40,000 円	8	検査成績書

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データ
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ドキュメント

SDS

添付文書

スペクトルデータ

検査成績書

50μL

校正証明書

製品概要

オキシトシン(Oxytocin)は9アミノ酸のペプチドホルモンであり、視床下部で産生され、主に下垂体後葉から放出されます¹⁾。オキシトシンは子宮の収縮や母乳の分泌を促進するだけでなく、ストレス緩和や抗不安/抗恐怖作用を示し、母性行動の形成にも関与することから、通称「幸せホルモン」、「愛情ホルモン」などと呼ばれています²⁾。うつや自閉症といった精神疾患の治療や機能性素材の開発などでも注⽬されている分子です。
「抗オキシトシン, モルモット」はオキシトシンに対するモルモットのポリクローナル抗体です³⁾。免疫組織染色における多重染色などに使用できます。

抗体情報

抗体種	ポリクローナル抗体
抗原	KLH結合合成ペプチド(CYIQNCPLG-NH₂)
免疫動物	モルモット
組成	抗血清をPBSで希釈
標識	未標識
交差性	ヒト、マウス、ラット、ウシ
アプリケーション	免疫組織染色(凍結切片) 1:1,500

プロトコル(例)

1.　灌流固定	クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4% PFA灌流
2.　後固定	4% PFA (24時間)
3.　スクロース置換	30% スクロースPBS (4℃, 一晩～2日程度)
4.　凍結切片作製	スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製
5.　グリシン処理	25 mM グリシンPBS (20分程度)
6.　ブロッキング	5% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (4℃, 一晩)
7.　一次抗体	抗オキシトシン, モルモット(1:1,500), 1% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (4℃, 一晩～2日)
8.　洗浄	0.3% TritonX-100/PBS (5分×3回)
9.　二次抗体	Alexa Fluor^® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (1:500) (コードNo. 568-77901), 1% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (室温, 2時間)
10.　洗浄	0.3% TritonX-100/PBS (5分×3回)
11.　封入	4℃, 暗所保存

データ

アプリケーションデータ

免疫組織染色

動物種　　マウス
部位　　　視床下部室傍核
サンプル　凍結切片
抗体濃度　1:1,500

<データ提供>
京都工芸繊維大学応用生物学系宮田先生

参考文献

Murphy, D. et al.: J. Neuroendocrinol., 24(4), 539(2012).
The Hypothalamic-Neurohypophyseal System: From Genome to Physiology
Wang, P. et al.: ASN Neuro, 14, (2022).
Neural Functions of Hypothalamic Oxytocin and its Regulation
Miyata, S.: Front. Endocrinol., 8, 275(2017).
Advances in understanding of structural reorganization in the hypothalamic neurosecretory system

FAQ

プロトコルについて

どのような二次抗体を使用すれば良いですか。: 当社では以下の二次抗体で実績があります。
Alexa Fluor^® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (Jackson ImmunoResearch社, コードNo.: 568-77901)

アプリケーションについて

どのような動物に使用できますか。: ヒト、マウス、ラット、ウシに対して使用できることを確認しています。その他の動物種については確認しておりません。

概要・使用例

概要	オキシトシンは視床下部の室傍核で産生され、下垂体後葉から放出される9アミノ酸のペプチドホルモンです。子宮収縮や母乳分泌を促進するほかストレス緩和や母性行動の形成にも関与するため、通称「幸せホルモン」、「愛情ホルモン」などと呼ばれています。本品はモルモットから得られたポリクローナル抗体です。抗原：KLH結合合成ペプチド（オキシトシン配列相同）種交差性：ヒト、マウス、ラット、ウシアプリケーション：免疫組織染色（凍結切片）1:1500
使用例	＜マウス脳凍結切片の免疫染色例＞灌流固定　　　：クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流後固定　　　　：4%PFA（24時間）スクロース置換：30%スクロースPBS（4 ℃, 一晩～2日程度）凍結切片作製　：スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製グリシン処理　：25 mMグリシンPBS（20分程度）ブロッキング　：5%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS（4 ℃, 一晩）一次抗体　　　：抗オキシトシン, モルモット（1:1,500）, 1%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS（4 ℃, 一晩～2日）洗浄　　　　　：0.3% TritonX-100/PBS（5分×3回）二次抗体　　　：Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) （1:500）, 1%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS（室温, 2時間）洗浄　　　　　：0.3% TritonX-100/PBS（5分×3回）封入　　　　　：4 ℃, 暗所保存
使用上の注意	凍結融解の繰り返しは避けてください。

物性情報

外観	液体
組成	PBS溶解抗血清

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

抗オキシトシン, モルモットポリクローナル抗体

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掲載されている製品について
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【医薬品原料】
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