n-オクチル-β-D-マルトシド
n-Octyl-beta-D-maltoside
- 製造元 :
- (株)同仁化学研究所
- 保存条件 :
- 冷蔵 (室温輸送)
- CAS RN® :
- 82494-08-4
- 構造式
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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1g
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販売終了
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1g
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販売終了
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500mg
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概要・使用例
概要 | 膜タンバタ質は、タンパク質全体の約30%を占めていますが採取・結晶化が難しいため、その構造はほとんどわかっていません。 タンパク質のX線結晶構造解析法には良質な結晶が必要です。膜タンパク質など非水溶性タンバタ質の結晶化の方法のひとつに低分子量の化学構造のはっきりした界面活性剤を添加することがあります。 本品はその膜タンパク質の結晶化によく用いられているものです。 WAKO BIO WINDOW No.38,p16(2002.Mar.)、No.52p20(2003.SEP.)。 膜タンパク可溶化剤(Detergent) ・細胞膜研究用試薬として、細胞膜から膜タンパク質を安定に取り出すために研究開発された界面活性剤です。膜タンパク質を可溶化する場合、最も重要なことは、目的タンパク質を失活させないで取り出すことができる界面活性剤の選択にあります。現在のところ、すべての膜タンパク質の可溶化に有効な界面活性剤は知られておらず、試行錯誤を繰り返しつつ選ばれているのが現状です。同仁化学では、膜タンパク質の可溶化 ・結晶化の実績がある多種の界面活性剤を取り揃えております。スクリーニングセットもございますので、是非お試し下さい。 (Wako Bio Window No. 82, p11 (2007.6)) Detergent maltosideタイプ n-Undecyl-β-D-maltoside 目的とするタンパク質を可溶化する場合、タンパク質との相性の良い界面活性剤は予測しがたく、最初にいくつかの界面活性剤を試してみることが必要です。また、同じ糖を親水部に持つものでもアルキル鎖長のわずかな違いでタンパク質の結晶化や安定性が異なる場合があります。 今回、Maltosideヘッドの新しいラインアップとして、n-Undecyl-β-D-maltosideを加えました。結晶解析用として使用できる高品質となっております。Langeらは、n-Undecyl-β-D-maltosideを用いて出芽酵母の一種Saccharomyces cerevisiae由来のcytochrome bc1複合体の結晶化を行い、2.3Åの解像度で解析を行っています1)。 【参考文献】 1) C. Lange, J. H. Nett, B. L. Trumpower and C. Hunte,”Specific roles of protein-phospholipid interactions in the yeast cytochrome be1 complex structure”, EMBO J., 2001, 20, 6591. Wako BioWindow No.111, p. 11 (2011.8) |
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製造元情報
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
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