デシルβ-D-マルトピラノシド
n-Decyl-β-D-maltopyranoside
- 製造元 :
- (株)同仁化学研究所
- 保存条件 :
- 冷蔵 (室温輸送)
- CAS RN® :
- 82494-09-5
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
|
製品コード
|
容量
|
価格
|
在庫
|
|
---|---|---|---|---|---|
|
|
1g
|
|
2 |
|
|
|
5g
|
|
|
ドキュメント
- スペクトルデータ
-
- 検査成績書
-
- 校正証明書
-
概要・使用例
概要 | 膜タンバタ質は、タンパク質全体の約30%を占めていますが採取・結晶化が難しいため、その構造はほとんどわかっていません。タンパク質のX線結晶構造解析法には良質な結晶が必要です。膜タンパク質など非水溶性タンバタ質の結晶化の方法のひとつに低分子量の化学構造のはっきりした界面活性剤を添加することがあります。本品はその膜タンパク質の結晶化によく用いられているものです。 Detergent maltosideタイプ n-Undecyl-β-D-maltoside 目的とするタンパク質を可溶化する場合、タンパク質との相性の良い界面活性剤は予測しがたく、最初にいくつかの界面活性剤を試してみることが必要です。また、同じ糖を親水部に持つものでもアルキル鎖長のわずかな違いでタンパク質の結晶化や安定性が異なる場合があります。 今回、Maltosideヘッドの新しいラインアップとして、n-Undecyl-β-D-maltosideを加えました。結晶解析用として使用できる高品質となっております。Langeらは、n-Undecyl-β-D-maltosideを用いて出芽酵母の一種Saccharomyces cerevisiae由来のcytochrome bc1複合体の結晶化を行い、2.3Åの解像度で解析を行っています1)。 【参考文献】 1) C. Lange, J. H. Nett, B. L. Trumpower and C. Hunte,”Specific roles of protein-phospholipid interactions in the yeast cytochrome be1 complex structure”, EMBO J., 2001, 20, 6591. Wako BioWindow No.111, p. 11 (2011.8) タンパク質可溶化剤 デタージェント 膜タンパク質は、細胞の脂質二分子膜に存在し、細胞膜を介した物質の輸送や情報伝達など非常に重要な機能を持っております。膜タンパク質など脂溶性タンパク質を可溶化するためには、デタージェントが必要ですが、タンパク質を変性や不活化しない事など、特殊な性質が求められます。近年では、糖ヘッドやコール酸骨格のデタージェントが多用されております。 (Wako BioWindow NOV.2012/No.120, p25) |
---|
物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
Share