培地添加剤
培地には、アミノ酸、ビタミン、脂質、糖、核酸塩基類、無機塩などが含まれています。ただし、培養する細胞によってはよりアミノ酸やビタミン、糖の要求性が高い細胞もあります。また、通常D-MEMやRPMI-1640といった基本培地には5~10%のウシ胎児血清(FBS:Fetal Bovine Serum)を添加しますが、その添加するFBS量を低減させたいときにはインスリンやトランスフェリン、アルブミンといったタンパク質が培地に添加されます。基礎培地の成分を補うために必須アミノ酸、非必須アミノ酸、ビタミン、インスリン-トランスフェリン-亜セレン酸ナトリウムの混合溶液をラインアップしていますので各種用途にご使用ください。
また、培地に含まれているグルタミンは溶液中で不安定のため、グルタミンと同様に使用でき安定性を高めたL-アラニル-L-グルタミンも細胞培養に使用されます。
このページでは、培地に後から添加する成分を溶液化した製品や、培地添加用にエンドトキシンやマイコプラズマ否定試験のような品質保証を行った製品をご紹介いたします。