クロモグラニン A ELISAキット

クロモグラニン A(CgA)は、副腎髄質や交感神経終末に存在する酸性の糖タンパク質です。カテコールアミン(カテコラミン)と共存・共放出されることから、ストレス反応経路の1つである視床下部-交感神経-副腎髄質(SAM)系の活動指標として利用されています。特に唾液中CgAは、非侵襲的に精神的ストレスを測定するための優れたバイオマーカーと考えられています。当社ではヒト唾液およびヒト血漿中のCgAを測定できるELISAキットを販売しております。

クロモグラニン A とは?

クロモグラニン A(CgA: Chromogranin A)は、副腎髄質や交感神経終末においてカテコールアミン(カテコラミン)と共存・共放出される酸性の糖タンパク質です。CgAはカテコールアミンの分泌を反映していると考えられており、ストレス反応経路の1つである視床下部-交感神経-副腎髄質(SAM: sympathetic-adrenal-medullary)系の活動指標として利用されています。また褐色細胞腫や神経内分泌腫瘍の患者では、血中 CgAが高値となることから、腫瘍マーカーとしても利用されています。

CgAは唾液中にも存在しており、顎下腺で合成され、自律神経刺激によって唾液中に放出されます。これまでの研究から、唾液中のCgAはストレスを受けると増加することが報告されており 1)2)、特に精神的ストレスを測定するのに優れた非侵襲的なバイオマーカーと考えられています。

ヒトクロモグラニン A ELISAキットワコー

ヒトクロモグラニン A ELISAキットワコーは、ヒト唾液およびヒト血漿中のクロモグラニン Aを定量できる ELISAキットです。

キット性能

検量線範囲 0.14 - 33.33 pmol/mL
測定対象 クロモグラニンA
測定対象検体 ヒト唾液/血漿
必要検体量 50 µL (n=2)
測定時間 O/N+約2.5時間
検出法 発色系
同時再現性 CV< 14%
日差再現性 CV< 16%

検量線例

グラフ:検量線例

性能データ

添加回収試験
検体 添加量(pmol/mL) 測定値(pmol/mL) 回収率(%)
血漿 0 0.54
0.25 0.86 108.86
1 1.93 125.32
4 6.58 144.93
唾液 0 0.47
0.25 0.81 112.50
1 1.40 95.24
4 3.66 81.88

参考文献

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