ポリマー受託サービス

富士フイルム和光純薬のポリマー受託サービスは、試薬事業分野や工業薬品で創業以来培ってきた高機能性有機化合物の高度な合成・量産技術・品質保証を活かして、幅広いお客様に高品質なポリマーを提供致します。

ポリマー受託サービスの特長

  • ラボスケールからプラントスケールまで受注可能
    モノマー合成から、ポリマー化、後処理までを一貫して対応可能です。品質保証体制も確立しております。
  • ラジカル重合の豊富な実績
    アゾ重合開始剤やRAFT剤の製造・販売で培ってきた豊富なノウハウを保有。電子材料用ポリマー、化粧品用ポリマーなどの製造実績があります。

当社のポリマー受託サービス

当社が得意とする、合成技術、重合技術、精製技術を活用し、モノマー合成から、ポリマー化、後処理までを一貫して行える体制であらゆる受託合成のご要望にお応えいたします。豊富な実績を基にした、品質保証体制も確立しております。

重合技術

重合様式
  • ラジカル重合 (溶液、乳化、懸濁、沈殿重合)
  • アニオン重合
  • 重縮合
重合装置 滴下重合装置、各種反応釜 (200~10,000 L)
特殊技術 官能基部分導入、ブロックポリマー合成など
用途分野 電子材料用、化粧品用、医薬品用など

ポリマー受託の一例

当社では、電子材料用ポリマー、化粧品・医薬品用ポリマーなどの製造実績があります。

さらに、近年の精密重合分野におけるRAFT重合 (Reversible Addition Fragmentation chain Transfer Polymerization) のニーズにお応えするために、RAFT剤の合成から量産化、反応条件の探索や後処理方法の検討などに注力してきました。スケールアップが難しいとされてきた「RAFT剤の量産化」に成功した実績があり、RAFT剤の合成・設計からRAFT重合、重合スケールアップ、後処理までの一貫した受託サービスをご提供できます。

重合方法 メリット
リビングラジカル重合 RAFT
  • 通常のラジカル重合系にRAFT剤を添加するだけ
  • モノマー汎用性が高い
  • メタルフリー
ATRP
  • 重合系がシンプル
アニオン重合
  • ごく短時間で重合できる
  • 分散度を低くできる

リビングラジカル重合の特長

リビングラジカル重合では、成長種が副反応を起こさず生き続ける (living) ことから、通常の連鎖重合では合成が困難な様々な高分子が合成されています。例えば、分子量分布の狭い (分子量の揃った) 高分子が得られるほか、リビング末端の制御により、末端官能基を有するポリマー、ブロック共重合体や星型ポリマーを得ることも可能です。

ブロックポリマーの応用例

a. ドラッグデリバリーシステム (DDS)

b. 粘・接着剤

関連商品

当社の重合用の原料をご紹介いたします。他にもラインアップがありますので、詳しくは高分子重合試薬カタログをご覧下さい。

  1. アゾ重合開始剤
    アゾ重合開始剤は、ポリマー合成をはじめとし、有機合成の触媒や発泡剤としても使用されます。
    当社は、アゾ重合開始剤のリーディングカンパニーとして、多様な開始温度、溶解性を有するアゾ重合開始剤のラインアップがあり、量産も可能です。
  2. RAFT重合試薬
    RAFT重合では、連鎖移動剤 (RAFT剤) にチオカルボニル化合物が用いられます。モノマーの反応性に応じてより適したRAFT剤を選択することが重要です。当社では多様なRAFT剤のラインアップがあり、量産可能な品目もあります。RAFT剤のカスタム合成も承ります。
  3. GPC溶媒
    高品質かつ汎用的なGPC用溶媒をラインアップしています。特に、1-クロロナフタレンは、ポリマーの溶解・分析時の加熱による着色が無いことを確認しています。その他に水分、過酸化物、不揮発物、不純物による屈折率の変化や紫外線吸収を保証しており、GPCの溶離液調製に最適です。
    • 製品規格例 (1-クロロナフタレン)
      試験項目 規格値
      外観 無色~ごくうすい黄色、澄明の液体
      吸光度 360 nm 0.15以下
      400 nm 0.05以下
      450 nm 0.04以下
      500 nm 0.02以下
      550 nm 0.02以下
      600 nm 0.02以下
      GPC試験適合性 適合
      水分 0.1%以下
      不揮発物 0.002%以下
      酸 (HClとして) 0.001%以下
      過酸化物 (H2O2として) 0.001%以下
      含量 (GC) 95.0%以上


    • 1-クロロナフタレンの当社従来品を250℃で加熱すると変色しますがGPC用溶媒は変色しません。
      250℃、180分加熱後の外観
      A:GPC用溶媒、B:当社従来品
  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている試薬は、試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。