イオンペア試薬
Low UV Type イオンペア試薬
Low UV Typeのイオンペア試薬は、短波長領域におけるUV吸収をできる限り抑えた製品です。従来品ではバックグラウンドが高くノイズが多く出ていましたが、本製品は短波長UVを用いる分析に最適です。また、溶液タイプのため容易に移動相に溶解します。
酸性官能基を持つ成分には第4級アルキルアンモニウム塩、塩基性官能基を持つ成分にはアルキルスルホン酸塩をご使用ください。
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規格 (Low UV Type)
外観 無色澄明の液体 吸光度 200 nm:0.50以下 254 nm:0.15以下
210 nm:0.30以下 300 nm:0.10以下
240 nm:0.15以下 350 nm:0.05以下蛍光試験 試験適合 含量 0.5±0.05 mol/L
吸光度の比較
低波長領域における一般イオンペア試薬と低波長用イオンペア試薬との比較
(Fig.1)
(Fig.2)-
分析条件
Column: Wakosil®-Ⅱ 3C18HG (4.6φ×50 mm) Eluent : (Fig.1) KH2PO4 (819 mg) + NaH2PO4(714 mg) + 0.5M Tetra-n-butylammonium Phosphate Sol.(10 mL) in 1000 mL H2O (Fig.2) KH2PO4 (819 mg) + NaH2PO4(714 mg) + 0.5M Tetra-n-butylammonium Phosphate Sol. (Low UV Type 10 mL) in 1000 mL H2O Flow rate:
Detector:
Sample:1.0 mL/min. at 40 ℃
UV 205 nm, 210 nm
Potassium Bromaide in H2O
クロマトグラフィー用イオンペア試薬
本製品は、イオンペアクロマトグラフィーに使用するために吸光度等を保証しています。
アルキルスルホン酸塩系イオンペア試薬は粉末タイプ、4級アンモニウム塩系イオンペア試薬は溶液になっています。
参考:イオンペア試薬を使用後のカラム洗浄
第4級アルキルアンモニウム塩を使用した場合
水酸化テトラブチルアンモニウムなどの第4級アルキルアンモニウム塩を添加した移動相を使用した場合、使用後、カラム洗浄のために直ぐに水を流すとカラム内の液がアルカリ側に傾き、シリカゲル系充てん剤を劣化させることがあります。
この場合は、0.1 %りん酸水溶液で洗浄後、HPLC用蒸留水、保存溶媒の順に置換してください。
各溶媒の通液量の目安としてはカラム容積の10倍量程度です。
アルキルスルホン酸塩を使用した場合
アルキルスルホン酸塩を添加した移動相を使用したあとのカラム洗浄は、最初にHPLC用蒸留水だけではなく、有機溶媒(例えばメタノール、アセトニトリル)と等量混合した溶液で洗浄するのが効果的です。
その後、HPLC用蒸留水、保存溶媒へとカラム内を置換しますがカラム圧力の上昇に注意してください。
各溶媒の通液量はカラム容積の15~20倍量程度です。
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Low UV Typeイオンペア試薬
クロマトグラフィー用イオンペア試薬
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