Presep® 分取用カラムシリーズ
中圧分取、フラッシュクロマトグラフィー用Presep®は、各社の中圧分取・精製装置で使用できます。
まず分取を試してみるならシリカゲルシリーズ
Presep® (Luer Lock) Silica Gel(HC-N) カラム:球状シリカゲル充てん剤で試料の高保持・高負荷が可能
Presep® (Luer Lock) Silica Gel(SP) カラム :球状シリカゲル充てん剤で標準的な保持を示し高再現性・高分離能
Presep® (Luer Lock) Silica Gel カラム :破砕状シリカゲル充てん剤で小さめのシリカゲルを用い優れた分離効率
充てん剤の物性
品名 | 形状 | 粒子径(μm) | 細孔径(nm) | 細孔容量(mL/g) | 比表面積(m2/g) | pH |
---|---|---|---|---|---|---|
Presep® (Luer Lock)Silica Gel(HC-N) | 球状 | 35-63 | 4 | 0.5 | 780 | 6.5-7.5 |
Presep® (Luer Lock)Silica Gel(SP) | 球状 | 40-64 | 6 | 0.75 | 475 | 6.5-7.5 |
Presep® (Luer Lock)Silica Gel | 破砕状 | 20-40 | 7 | 0.8 | 450 | 5.5-7.5 |
塩基性化合物に適したアミノプロピル修飾シリカゲルシリーズ
Presep® (Luer Lock) NH2(HC):球状シリカゲル充てん剤で順相系、逆相系、イオン交換モードでの分離・精製が可能
Presep® (Luer Lock) NH2 :破砕状シリカゲルで球状と同様な分離モード
充てん剤の物性
品名 | 形状 | 粒子径(μm) | 細孔径(nm) | 細孔容量(mL/g) | 比表面積(m2/g) |
---|---|---|---|---|---|
Presep® (Luer Lock) NH2(HC) | 球状 | 36-63 | 4.5 | 1.0 | 900 |
Presep® (Luer Lock) NH2 | 破砕状 | 38-63 | 6.5 | 0.7 | 460 |
Presep® (Luer Lock) Silica Gel(HC-N)
Presep® (Luer Lock) Silica Gel (HC-N)は、比表面積の大きい球状シリ力ゲルを充てんしたカラムで非常に高い保持能、分離能を示します。その効果として1回の精製操作で負荷できる試料量が従来品の約2倍(当社従来力ラム比)になり、分取にかかるコストや時聞を削減できます。
保持能が高いため、極性溶媒の比率が高い溶離液を用いることができ、難溶解性成分の精製に効果的です。
溶媒使用量の削減、力ラム廃棄量の低減など環境にもやさしい製品です。
分取条件の検討には、TLCプレート(Silica Gel 40F254 TLC Plate-Wako)をおすすめします。
特長
- 保持能・分離能が高い
- サンプル負荷量が向上
- 難溶解性成分の精製に効果的
保持能比較
カラムサイズと推奨流速、負荷量の参考値
サイズ (mm×mm) |
充てん量 (g) |
カラムボリューム CV(mL) |
推奨流速 (mL/min.) |
量大負荷量目安(g) | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
⊿CV=1 (困難) | ⊿CV=2 (普通) | ⊿CV=6 (容易) | |||||
Type S | 15 × 65 | 約 8 | 7.5 | 5-10 | 0.05 | 0.15 | 0.3 |
Type M | 20 × 60 | 約 13 | 15 | 10-20 | 0.1 | 0.3 | 0.6 |
Type L | 27 × 100 | 約 35 | 40 | 20-40 | 0.3 | 0.8 | 1.6 |
Type 2L | 27 × 140 | 約 50 | 60 | 20-40 | 0.4 | 1.2 | 2.4 |
Type 3L | 46 × 110 | 約 115 | 145 | 40-80 | 1.0 | 3.0 | 6.0 |
Type 4L | 46 × 220 | 約 230 | 290 | 40-80 | 2.0 | 6.0 | 12.0 |
・⊿CV:化合物の保持力の差
・⊿CV=2以上で分取精製効率が良くなります。
実用例
負荷量比較
※Presep® Silica Gel (HC-N)では当社従来品と比較して約2倍量の分取が可能
Presep® (Luer Lock)Silica Gel(SP)
Presep® (Luer Lock)Silica Gel(SP)は、高品位の球状シリ力ゲルを使用し破砕状シリ力ゲルに比べ、再現性に優れた分離・ 精製を行うことが可能です。
分取条件の検討には、TLCプレート(Silica Gel 40F254 TLC Plate-Wako)をおすすめします。
特長
- 高品位の球状シリカゲルを充てん
- 優れた再現性
-
再現性の確認例
※Type L 3本のカラムで分離を比較(ロット間差が少ない)
-
分離例
※カラムサイズ Type M、L、3Lの比較(サイズを問わず高分離が可能)
Presep® (Luer Lock)Silica Gel
Presep® (Luer Lock)Silica Gelは、高品位の破砕状シリ力ゲルを使用したカラムです。分離・精製を効率的に行うことができます。
粒子径40 μmのシリ力ゲルを充てんしているため高い分離能を有します。
分取条件の検討用には、TLCプレート(Silica Gel 40F254 TLC Plate-Wako)をおすすめします。。
特長
- 優れたコストパフォーマンス
- 高品位シリ力ゲルを充てん
分離例
Presep® (Luer Lock) NH2(HC) / Presep® (Luer Lock) NH2
Presep® (Luer Lock) NH2(HC)は球状、Presep® (Luer Lock) NH2は破砕状のアミノプロピルシリカゲルを充てんした力ラムです。順相系、逆相系、イオン交換モードでの分離・精製を行うことが可能です。
また、強塩基性化合物の分離・精製に適しており、シリ力ゲルカラムではテーリングする化合物も良好に分離・精製することができます。
特長
- 塩基性を示すNH2修飾シリカゲルを充てん
- 強塩基性化合物の分離・精製が可能
- 順相系および逆相系、イオン交換モードでの分離・精製が可能
アミノプロピルシリ力ゲルの特長・シリカゲルとの比較
強塩基性化合物の分離比較
Presep® NH2(HC)カラムサイズと推奨流速参考値
シリンジ | サイズ(mm×mm) | 充てん量(g) | カラム容量CV(mL) | 推奨流速(mL/min.) |
---|---|---|---|---|
Type S | 15 x 65 | 約 7 | 7 | 5-10 |
Type M | 20 x 60 | 約 14 | 14 | 10-20 |
Type L | 27 x 100 | 約 34 | 37 | 20-40 |
Type 2L | 27 x 140 | 約 50 | 56 | 20-40 |
Type 3L | 46 x 10 | 約 110 | 123 | 40-80 |
Type 4L | 46 x 220 | 約 220 | 254 | 40-80 |
負荷量比較
Presep® (Luar Lock) NH2 / NH2 Silica Gel 60F254 Plate-wakoとの相関
製品一覧
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Presep® (Luer Lock) Silica Gel(HC-N)
Presep® (Luer Lock)Silica Gel(SP):球状
Presep® (Luer Lock)Silica Gel:破砕状
Presep® (Luer Lock) NH2(HC) / Presep® (Luer Lock) NH2
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