アディポネクチン ELISAキット

アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるサイトカイン (アディポサイトカイン/アディポカイン) のひとつで、脂肪代謝とインスリン感受性を制御し、抗糖尿病や抗アテローム (抗粥状硬化症)、抗炎症性などの作用を示すことが知られています。血中アディポネクチンは単量体が集合して 3量体 (低分子量: LMW)、6量体 (中分子量: MMW) あるいは12-18量体 (高分子量: HMW) を形成します。血中の高分子アディポネクチンの測定値はトータルアディポネクチンよりもBMIや性別、体重減少の影響、グルコース・トレランス、肝臓のインスリン感受性、メタボリック症候群や2型糖尿病をより明確に反映するとされています。
レビス™ マウス/ラット高分子アディポネクチン ELISAキットはマウスおよびラットの高分子アディポネクチンを定量的に測定するためのサンドイッチELISAキットです。

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アディポネクチンとは?

アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるサイトカイン、いわゆるアディポサイトカイン (Adipocytokine) やアディポカイン (adipokine) のひとつです。脂肪代謝とインスリン感受性を制御し、抗糖尿病や抗アテローム (抗粥状硬化症)、抗炎症性などの作用を示すことが知られています。また、アディポネクチンはさまざまな成長因子と親和性があり、隔離することで細胞の成長や血管新生、組織の再構成に影響を及ぼすと考えられています。
血中アディポネクチンは単量体が集合して 3量体 (低分子量: LMW)、6量体 (中分子量: MMW) あるいは12-18量体 (高分子量: HMW) を形成します。3量体のアディポネクチンはコラーゲン領域にある3重鎖へリックスの非共有結合と球状C1qドメインにある疎水性相互作用によって形成されます。6量体やさらに大きな複合体は3量体が集まることで形成されます。
血中の高分子アディポネクチンの測定値はトータルアディポネクチンよりもBMIや性別、体重減少の影響、グルコース・トレランス、肝臓のインスリン感受性、メタボリック症候群や2型糖尿病をより明確に反映するとされています。

レビス™ マウス/ラット高分子アディポネクチン ELISAキット

レビス™ マウス/ラット高分子アディポネクチン ELISAキットはマウスおよびラットの高分子アディポネクチンを定量的に測定するためのサンドイッチELISAキットです。すべての試薬が溶液タイプなのですぐに使用することができます。

キット性能

測定対象検体 マウス 血清/血漿
ラット 血清/血漿
細胞培養上清
検量線範囲 3.13-200 ng/mL
検体量 10 μL (25-50倍希釈)
測定時間 約4時間
検出法 発色系 (主波長:450 nm / 副波長:620 nm)

検量線例

検量線例

交差性試験

関連ペプチドを本キットで測定した結果は次表の通りです。

動物種 関連ペプチド 添加量 (ng/mL) 測定値 (ng/mL) 交差率 (%)
マウス アディポネクチン (高分子) 1,000 1,000 100
アディポネクチン (6量体) 1,000 <50 <5
アディポネクチン (3量体) 1,000 検出感度以下 -
アディポネクチン (単量体) 1,000 検出感度以下 -
MCH 1,000 検出感度以下 -
TNF-α 1,000 検出感度以下 -
INF-γ 1,000 検出感度以下 -
インスリン 1,000 検出感度以下 -
レプチン 1,000 検出感度以下 -
ラット アディポネクチン (高分子) 1,000 1,000 100
アディポネクチン (単量体) 1,000 検出感度以下 -
TNF-α 1,000 検出感度以下 -
IFN-γ 1,000 検出感度以下 -
インスリン 1,000 検出感度以下 -

検体測定例

マウス/ラットの血清中アディポネクチン

マウス、ラット (絶食無し) の血清中アディポネクチン測定例を示します。

動物種 系統 週齢 性別 検体数 測定値
(ng/mL)
SD
マウス BALB/c 6 10 2,369 743
ICR 6 10 2,119 802
BKS.Cg-+Leprdb/+Leprdb/ 12 10 1,802 875
KKAy/Ta 12 16 2,141 937
B6.V-Kepob 12 10 1,229 437
ラット CD(SD) 8 9 3,220 670
GK 12 10 3,512 304
ZUC-Leprfa 8 10 1,991 1,120
サンプル:
血清
採血条件:
絶食 なし
麻酔 イソフルラン
部位 心臓 (KKAY/Taは腹大動脈)
飼育条件:
KKAy/Taのみ単独飼育

マウス雌雄別の高分子アディポネクチン

マウス雌雄別の血清中アディポネクチン測定例を示します。

マウス雌雄別の高分子アディポネクチン
サンプル:
血清
採血条件:
絶食 24時間
麻酔 イソフルラン
部位 心臓
飼料:
通常飼料 CRF-1
飼育条件:
群飼育

ピオグリタゾン投薬による高分子アディポネクチンの変化

ピオグリタゾンはアディポネクチンの発現を促進することで、インスリン抵抗性を改善することが知られています。
マウスにおいて、ピオグリタゾン投与前後と対照として生理食塩水を投与したマウスでのアディポネクチンを測定した結果を示します。

動物種:
マウス (KKAy/Ta, 7週齢, ♂)
飼料:
高脂肪食 (20% 大豆油添加CE-2)
投与前 (0日):
(n=12)
対照群 (7日):
10 mL/kg 生理食塩水 (n=6)
試験群 (7日):
10 mg/10 mL/kg ピオグリタゾン (n=6)

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アディポネクチン(高分子) ELISAキット

本製品は634-13071(販売終了)と同一製品です。

関連製品一覧

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インスリンELISAキット

インスリン標準液

上記標準品をレビス™ ラットインスリン ELISAキット (コードNo.299-94801) と組み合わせて使用することで、それぞれの動物の試料の測定が可能となります。

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