TDAR(T cell Dependent Antibody Responce)
医薬品の免疫毒性試験に関するガイドラインICH S8 では、免疫毒性の標的が特定されていない場合には T 細胞依存性抗体産生試験(TDAR、T cell Dependent Antibody Reaction)が推奨されています。TDAR はT 細胞依存性抗原とされている、たとえば KLH (Keyhole limpet hemocyanin)を投与して一次抗原刺激によるIgM 性抗体の産生、更に二次抗原刺激後のクラス・スイッチによるIgG 性抗体の産生を観察します。
特長
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ラット-IgG特長
- 短時間(全反応時間:2時間20分)で測定可能
- 測定範囲:0.47~30 ng/mL(検量線範囲)
- 微量な検体(希釈検体: 50 μL/ウェル)で測定可能
※非特異反応を回避するため、検体は500倍以上希釈 - 環境に優しい防腐剤を使用
- 全ての試薬が溶液タイプで即座に使用可能
- 高い測定精度と再現性
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ラット-IgM特長
- 短時間(全反応時間:2時間20分)で測定可能
- 測定範囲:3.13~200 ng/mL(検量線範囲)
- 微量な検体(希釈検体: 50 μL/ウェル)で測定可能
※非特異反応を回避する為,検体は200倍以上希釈 - 環境に優しい防腐剤を使用
- 全ての試薬が溶液タイプで即座に使用可能
- 高い測定精度と再現性
キットの構成
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ラット-IgGキット
構成品 状態 容量 (A) KLH固相化 96 ウエルプレート 洗浄後使用 96 wells(8 x 12) / 1 枚 (B) 抗KLHラットIgG標準溶液(300 ng/mL) 希釈後使用 200 µL / 1本 (C) 緩衝液 そのまま使用 100 mL / 1本 (D) HRP結合抗ラットIgG抗体 希釈後使用</td. 100 µL / 1本 (F) 発色液(TMB) そのまま使用 12 mL / 1本 (H) 反応停止液 (1M H2SO4) ※取扱注意 そのまま使用 12 mL / 1本 (I) 濃縮洗浄液 (10 x) 希釈後使用 100 mL / 1本 プレートシール 3 枚 取扱説明書 1部 -
ラット-IgMキット
構成品 状態 容量 (A) KLH固相化 96 ウエルプレート 洗浄後使用 96 wells (8 x 12) / 1 枚 (B) 抗KLHラットIgM標準溶液 (1000 ng/mL) 洗浄後使用 200 µL / 1本 (C) 緩衝液 そのまま使用 100 mL / 1本 (D) HRP結合抗ラットIgM抗体 希釈後使用 100 µL / 1本 (F) 発色液(TMB) そのまま使用 12 mL / 1本 (H) 反応停止液 (1M H2SO4) ※取扱注意 そのまま使用 12 mL / 1本 (I) 濃縮洗浄液 (10 x) 希釈後使用 100 mL / 1本 プレートシール 3 枚 取扱説明書 1部
交差性
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ラット-IgGキット
※交差率は、3000 ng/mL濃度時のデータ
動物種 対象物質 反応性および反応率(%) Rat IgG 100 IgM ー IgA ー IgE ー Mouse IgG ー IgM ー IgE ー ー : 交差反応性なし
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ラット-IgMキット
※交差率は、2000 ng/mL濃度時のデータ
動物種 対象物質 反応性および反応率(%) Rat IgM 100 IgG ー IgA ー IgE ー Mouse IgG ー IgM ー IgE ー ー : 交差反応性なし
操作法・標準曲線例
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操作法(ラット-IgG、ラットIgM共通)
KLH固相化96ウェルプレート
↓ 洗浄3回※
希釈検体または抗KLHラットIgG or IgM標準溶液 50 µL
↓ 撹拌※※、室温、1時間静置反応、洗浄3回※
HRP結合抗ラットIgG抗体 50 µL
↓ 撹拌※※、室温、1時間静置反応、洗浄3回※
発色液(TMB) 50 µL
↓ 撹拌※※、室温、20分間静置反応
反応停止液 (1M H2SO4) 50 µL
↓ 撹拌※※
吸光度測定 (主波長 450 nm、副波長 620 nm)
室温:20~25℃※洗浄液量目安:300 µL / well x 3回
※※撹拌目安:800 rpm - 10秒間 x 3回 -
ラット-IgGキット標準曲線例
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ラット-IgMキット標準曲線例
バリデーションデータ
ラットIgG
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ラット-IgG精度試験(アッセイ内変動)
検体 A B 1 11.2 3.93 2 11.0 3.74 3 11.3 3.83 4 11.1 3.70 5 11.5 3.99 mean 11.2 3.84 SD 0.190 0.121 CV (%) 1.7 3.2 単位:ng/mL
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ラット-IgG再現性試験(アッセイ間変動)
検体/測定日 E F G 0日目 15.3 3.84 0.969 1日目 15.3 3.84 0.954 2日目 15.4 3.83 0.958 3日目 15.2 3.82 0.976 mean 15.3 3.83 0.965 SD 0.0615 0.0067 0.0102 CV (%) 0.40 0.18 1.1 単位:ng/mL, n = 4
ラット-IgG添加回収試験
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検体C
添加量 測定値 回収量 回収率(%) 0.00 1.18 ー ー 0.466 1.65 0.470 101 1.40 2.53 1.35 96.4 2.33 3.48 2.30 98.7 単位:ng/mL、n=2
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検体D
添加量 測定値 回収量 回収率(%) 0.00 12.5 ー ー 4.90 17.2 4.70 95.9 10.7 23.1 10.6 99.1 15.4 27.2 14.7 95.5 単位:ng/mL、n=2
ラット-IgG希釈直線性試験
2血清検体を連続的に希釈用緩衝液で3段階希釈し測定した結果、直線回帰のR2は0.9992から0.9998でした。
ラットIgM
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ラット-IgM精度試験(アッセイ内変動)
検体 H I 1 49.5 164 2 47.7 166 3 48.0 164 4 47.6 161 5 49.7 169 mean 48.5 165 SD 1.03 2.93 CV (%) 2.1 1.8 単位:ng/mL
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ラット-IgM再現性試験(アッセイ間変動)
検体/測定日 J K L 0日目 11.1 86.5 187 1日目 11.1 86.1 188 2日目 11.2 86.3 188 3日目 11.1 83.3 186 mean 11.1 85.6 187 SD 0.0576 1.48 0.814 CV (%) 0.52 1.7 0.44 単位:ng/mL, n = 4
ラット-IgM添加回収試験
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検体M
添加量 測定値 回収量 回収率(%) 0.00 47.3 ー ー 102 144 96.7 94.8 127 172 125 98.4 140 182 135 96.4 単位:ng/mL、n=2
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検体N
添加量 測定値 回収量 回収率(%) 0.00 34.8 ー ー 16.8 51.9 17.1 102 25.2 59.5 24.7 98.0 42.0 76.7 41.9 99.8 単位:ng/mL、n=2
KLH投与試験データ
検体:CD(SD)ラット 4匹 8w ♀
KLH:Cat No.374813(Calbiochem) 生理食塩水に溶解し1 mg/mLとした
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IgMタイプ 抗KLH-IgM測定値
Animals Preimmunization
Day 0 (採血1)Day 19 (採血2) Dau 33 (採血4) 1 <0.626 11.2 189 2 <0.626 57.1 145 3 <0.626 29.8 172 4 <0.626 14.5 111 希釈率 200倍 2000倍 2000倍 単位:μg/mL、n=2
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IgGタイプ 抗KLH-IgM測定値
Animals Preimmunization
Day 0 (採血1)Day 28 (採血3) Day 33 (採血4) 1 <0.235 276 428 2 <0.235 296 459 3 <0.235 268 364 4 <0.235 225 633 希釈率 500倍 50000倍 50000倍 単位:μg/mL、n=2
製品一覧
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KLH-IgG/IgM ELISAキット (ラット)
KLH-IgG/IgM ELISAキット (サル)
KLH-IgG/IgM コントロールセット (サル)
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