脱保護試薬 (糖部 2' 位)

オリゴヌクレオチドの合成では、カップリング反応に関与させたくない反応性の置換基 (核酸塩基部位のアミノ基や糖部 5' 位の水酸基) に保護基が導入されています。RNA 合成を目的とする場合、さらに、糖部 2' 位の水酸基も保護されており、この保護基には tert - ブチルジメチルシリル基 (TBDMS 基) や トリイソプロピルシリルオキシメチル基 (TOM 基) がよく用いられます。TBDMS 基と TOM 基はいずれもテトラブチルアンモニウム (TBAF) 溶液のようなフッ化物イオンによる処理で脱保護できます。

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【参考文献】
平尾一郎、 胡桃沢仁志編:「目的別で選べる核酸実験の原理とプロトコール 」((株)羊土社) (2011)

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糖部 2’ 位の主な保護基

  • TBDMS 基
    TBDMS 基
  • TOM 基
    TOM 基

製品一覧

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