脱保護試薬 (糖部 2' 位)
オリゴヌクレオチドの合成では、カップリング反応に関与させたくない反応性の置換基 (核酸塩基部位のアミノ基や糖部 5' 位の水酸基) に保護基が導入されています。RNA 合成を目的とする場合、さらに、糖部 2' 位の水酸基も保護されており、この保護基には tert - ブチルジメチルシリル基 (TBDMS 基) や トリイソプロピルシリルオキシメチル基 (TOM 基) がよく用いられます。TBDMS 基と TOM 基はいずれもテトラブチルアンモニウム (TBAF) 溶液のようなフッ化物イオンによる処理で脱保護できます。
詳細はこちら
【参考文献】
平尾一郎、 胡桃沢仁志編:「目的別で選べる核酸実験の原理とプロトコール 」((株)羊土社) (2011)
糖部 2’ 位の主な保護基
製品一覧
- 項目をすべて開く
- 項目をすべて閉じる
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
Share