MagCapture(TM) HP タマビジンR2-REV
MagCapture(TM) HP TamavidinR2-REV
- 遺伝子研究用
-
for Genetic Research
- 製造元 :
- 富士フイルム和光純薬(株)
- 保存条件 :
- 冷凍 (ドライアイス輸送)
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
ドキュメント
概要・使用例
概要 | 本品は新規アビジン様タンパク質であるTamavidin2-REVを固定化した磁気ビーズ懸濁液です。 Tamavidin2-REVはキノコから単離された新規のアビジン様タンパク質であるTamavidin2を遺伝子改変し、大腸菌で発現させた組換え体タンパク質で、過剰ビオチンによってビオチン-Tamavidin2-REV間結合の解離(競合溶出)が可能です。 従来より、ストレプトアビジン結合磁気ビーズはビオチン化核酸、抗体、その他のビオチン化リガンドやターゲット分子の分離に利用されてきましたが、ビオチン-ストレプトアビジンの結合はほぼ不可逆なほど強いため、マイルドな条件でビオチン化分子を回収するには不向きでした。 本品は、粒子径の小さい磁気ビーズを採用することにより、ビオチン化したターゲット分子の捕捉量の増加が期待され、Tamavidin2-REVの性質上、ストレプトアビジンよりも非特異的吸着が少なく、過剰ビオチンによる競合溶出ができるため、非特異的吸着分子の回収を抑え、マイルドな条件でビオチン化分子を回収することができます。 [溶出バッファー] ○2mmol/Lビオチン溶液 調製法:PBSにビオチンが2mmol/Lとなるよう溶解する。 ○20mmol/Lビオチン溶液 調製法:50mmol/Lりん酸カリウムバッファー(pH7.0)にビオチンが20mmol/Lとなるよう溶解する。 ○2×SDS Sample Buffer 組成例:0.125mol/L Tris-HCl, pH6.8、4w/v% SDS、20w/v% グリセリン、10% 2-メルカプトエタノール(もしくは、100mmol/L DTT)、0.01%ブロモフェノールブルー [市販のSample Bufferでも可]。 【参考文献】 ~Tamavidin2-REVについて~ Takakura, Y. et al., "Tamavidin 2-REV: An engineered tamavidin with reversible biotin-binding capability.", J. Biotechnol., 164(1), 19 (2013). ~Tamavidin2-REV磁気ビーズを用いた実用データについて~ 請川亮ら、「長鎖ノンコーディングRNA結合タンパク質の単離に適した新しい研究ツール」、Medical Science Digest、40(7)、35-39(2014). |
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用途 | ・核酸など低分子量のビオチン化分子の回収・精製 ・免疫沈降 ・RNAプルダウンアッセイ |
物性情報
外観 | 溶液(磁気ビーズ懸濁液) 懸濁液 |
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組成 | 10mg/ml Tamavidin2-REV magnetic beads, 1×TBS(pH 7.4), 50w/v% glycerol, 0.05% sodium azide |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- タマビジン2-REV結合磁気ビーズ
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- 掲載されている製品について
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