抗VGLUT1, モルモット
Anti VGLUT1, Guinea Pig
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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50μL
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20以上 |
ドキュメント
製品概要
VGLUT (Vesicular Glutamate Transporter)は哺乳類の興奮性シナプス伝達において主要な神経伝達物質であるグルタミン酸をシナプス小胞へ輸送するトランスポーターです。プロトンの電気化学勾配を利用してグルタミン酸を輸送していると考えられています。哺乳類ではこれまでにVGLUT1、VGLUT2、VGLUT3の3種類のアイソフォームが同定されています。アイソフォームによって発現している部位が異なっており、VGLUT1は主に大脳皮質や海馬、VGLUT2は視床や視床下部、扁桃体などに発現しています。VGLUT3を発現するニューロンは少なく、mRNAの発現パターンから線条体や海馬、大脳皮質、縫線核などに散在していることが報告されています1)。神経科学分野では抗VGLUT抗体はグルタミン酸作動性ニューロンのマーカー抗体として利用されています。
「抗VGLUT1, モルモット」はモルモットから得られたVGLUT1に対するポリクローナル抗体です。免疫組織染色の多重染色に使用可能です。
抗体情報
抗体種 | ポリクローナル抗体 |
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抗原 | ラット組換えVGLUT1 |
免疫動物 | モルモット |
組成 | 抗血清をPBSで希釈 |
標識 | 未標識 |
交差性 | マウス、ラット |
アプリケーション | 免疫組織染色(凍結切片)1:1,600 |
プロトコル(例)
1. 灌流固定 | 0.1%クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流 |
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2. 後固定 | 4% PFA (24時間) |
3. スクロース置換 | 30% スクロースPBS (4 ℃, 一晩~2日程度) |
4. 凍結切片作製 | スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製 |
5. グリシン処理 | 25 mMグリシンPBS (20分程度) |
6. ブロッキング | 5% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (4 ℃, 一晩) |
7. 一次抗体 | 抗VGLUT1, モルモット(1:1,600), 1% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (4 ℃, 一晩~2日) |
8. 洗浄 | 0.3% TritonX-100/PBS (5分×3回) |
9. 二次抗体 | Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (1:500) (コードNo. 568-77901), 1% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (室温, 2時間) |
10. 洗浄 | 0.3% TritonX-100/PBS (5分×3回) |
11. 封入 | 4 ℃, 暗所保存 |
データ
アプリケーションデータ
免疫組織染色
- 動物種
- マウス
- 部位
- 海馬
- サンプル
- 凍結切片
- 一次抗体
- 1:1,600
神経細胞の染色はNeuroTrace™ 435/455 Blue Fluorescent Nissl Stain (ThermoFisher Scientific, Inc.)を使用
<データ提供>
京都工芸繊維大学 応用生物学系 宮田先生
参考文献
- Gras, C. et al.: J. Neurosci., 22(13), 5442(2002).
A third vesicular glutamate transporter expressed by cholinergic and serotoninergic neurons
FAQ
プロトコルについて
- どのような二次抗体を使用すれば良いですか。
- 当社では以下の二次抗体で実績があります。
Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (Jackson ImmunoResearch社, コードNo. 568-77901)
アプリケーションについて
- どのような動物に使用できますか。
- マウス、ラットに対して使用できることを確認しています。その他の動物種については確認しておりません。
概要・使用例
概要 | 小胞型グルタミン酸トランスポーター(vesicular glutamate transporter:VGLUT)は、主要な興奮性神経伝達物資であるグルタミン酸のシナプス小胞への輸送に関わっており、神経の興奮に伴ってグルタミン酸が放出されることで認知機能や記憶など様々な生理現象に関与することが知られています。 VGLUT1は中枢神経系の大脳皮質や海馬で主に発現が認められており、グルタミン酸作動性ニューロンの特異的マーカーとして興奮性ニューロン同定に用いられます。 本品はモルモットから得られたポリクローナル抗体です。 抗原:ラットVGLUT1の組換えタンパク質(C末端相同配列) 種交差性:マウス、ラット アプリケーション:免疫組織染色(1:1,600) |
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物性情報
外観 | 液体 |
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「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- 抗VGLUT1, モルモットポリクローナル抗体
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- 掲載されている製品について
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- 【医薬品原料】
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