抗パルブアルブミン, モルモット
Anti Parvalbumin, Guinea Pig
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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50μL
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7 |
ドキュメント
製品概要
パルブアルブミン(PV: Parvalbumin)は約12kDaの低分子カルシウム結合性アルブミンであり、骨格筋や脳を含む組織におけるセカンドメッセンジャーやシグナル伝達で重要な役割を果たしています1)。PVは脳においてGABA作動性介在ニューロンの一部に存在し、皮質のシャンデリア細胞やバスケット細胞、小脳のプルキンエ細胞など複数の脳領域で発現が認められます2-4)。このことから、PVは一般的な抑制性神経のマーカーとして広く用いられています。
「抗パルブアルブミン, モルモット」はモルモットから得られたパルブアルブミンに対するポリクローナル抗体です5)。免疫組織染色の多重染色に使用可能です。
抗体情報
抗体種 | ポリクローナル抗体 |
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抗原 | ラット組換えパルブアルブミン |
免疫動物 | モルモット |
組成 | 抗血清 |
標識 | 未標識 |
交差性 | マウス、ラット |
アプリケーション | 免疫組織染色(凍結切片) 1:1,000-3,200 |
プロトコル(例)
1. 灌流固定 | 0.1% クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4% PFA灌流 |
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2. 後固定 | 4% PFA (24時間) |
3. スクロース置換 | 30% スクロースPBS (4 ℃, 一晩~2日程度) |
4. 凍結切片作製 | スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製 |
5. グリシン処理 | 25 mM グリシンPBS (20分程度) |
6. ブロッキング | 5%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS (4℃, 一晩) |
7. 一次抗体 | 抗パルブアルブミン, モルモット (1:1,500), 1% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (4℃, 一晩~2日) |
8. 洗浄 | 0.3% TritonX-100/PBS (5分×3回) |
9. 二次抗体 | Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (1:500) (コードNo. 568-77901), 1% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (室温, 2時間) |
10. 洗浄 | 0.3% TritonX-100/PBS (5分×3回) |
11. 封入 | 4℃, 暗所保存 |
データ
アプリケーションデータ
免疫組織染色
動物種 マウス
部位 大脳皮質体性感覚野
サンプル 凍結切片
抗体濃度 1:1,500
<データ提供>
京都工芸繊維大学 応用生物学系 宮田先生
動物種 マウス
部位 大脳皮質
サンプル 薄切切片
抗体濃度 1:1,000
<データ提供>
東京理科大学 生命生物科学科 萩原先生
動物種 マウス
部位 梨状皮質
サンプル 薄切切片
抗体濃度 1:1,000
<データ提供>
東京理科大学 生命生物科学科 萩原先生
参考文献
- Cates, M. S. et al.: Structure, 7(10), 1269(1999).
Metal-ion affinity and specificity in EF-hand proteins: coordination geometry and domain plasticity in parvalbumin - Taniguchi, H., Lu, J. and Huang, Z. J.: Science, 339(6115), 70(2013).
The spatial and temporal origin of chandelier cells in mouse neocortex - Schwaller, B., Meyer, M. and Schiffmann, S.: The cerebellum, 1, 241(2002).
‘New’ functions for ‘old’ proteins: The role of the calcium-binding proteins calbindin D-28k, calretinin and parvalbumin, in cerebellar physiology. Studies with knockout mice - Rudy, B., Fishell, G., Lee, S. and Hjerling‐Leffler, J.: Dev. Neurobiol., 71(1), 45(2011).
Three groups of interneurons account for nearly 100% of neocortical GABAergic neurons - Taniguchi, Y. et al.: Cell. Tissue Res., 343, 303(2011).
Localization of plasminogen in mouse hippocampus, cerebral cortex, and hypothalamus
FAQ
プロトコルについて
- どのような二次抗体を使用すれば良いですか。
- 当社では以下の二次抗体で実績があります。
Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (Jackson ImmunoResearch社, コードNo.: 568-77901)
アプリケーションについて
- どのような動物に使用できますか。
- マウス、ラットに対して使用できることを確認しています。その他の動物種については確認しておりません。
概要・使用例
概要 | パルブアルブミン(PV)は約12kDaの低分子カルシウム結合性アルブミンであり、骨格筋や脳を含む組織におけるセカンドメッセンジャー系やシグナル伝達の場で重要な役割を果たしています。PVは脳ではGABA作動性介在ニューロンの一部に存在し、皮質のシャンデリア細胞やバスケット細胞、小脳のプルキンエ細胞など複数の脳領域で発現が認められます。このことから、PVは一般的な抑制性神経のマーカーとして広く用いられています。 また、統合失調症などの精神疾患においても関与することが報告されています。 本品はモルモットから得られたポリクローナル抗体です。 抗原:ラットパルブアルブミン組換えタンパク質 種交差性:マウス、ラット アプリケーション:免疫組織染色(凍結切片) 1:1,000-3,200 |
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使用例 | <マウス脳凍結切片の免疫染色例> 灌流固定 :0.1%クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流 後固定 :4%PFA(24時間) スクロース置換:30%スクロースPBS(4 ℃, 一晩~2日程度) 凍結切片作製 :スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製 グリシン処理 :25 mMグリシンPBS(20分程度) ブロッキング :5%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS(4 ℃, 一晩) 一次抗体 :抗パルブアルブミン, モルモット(1:1,500), 1%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS(4 ℃, 一晩~2日) 洗浄 :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回) 二次抗体 :Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (1:500), 1%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS(室温, 2時間) 洗浄 :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回) 封入 :4 ℃, 暗所保存 |
使用上の注意 | 凍結融解の繰り返しは避けてください。 |
物性情報
外観 | 液体 |
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組成 | 抗血清 |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- 抗パルブアルブミン, モルモットポリクローナル抗体
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
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- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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