CleanCap Reagent M6
CleanCap Reagent M6
- 製造元 :
- TriLink BioTechnologies, Inc.
- 保存条件 :
- 冷凍 (ドライアイス輸送)
- 分子式 :
- C34H48N15O24P4
- 分子量 :
- 1173.73
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
ドキュメント
- スペクトルデータ
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- 検査成績書
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- 校正証明書
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CleanCap® Reagent M6とは
TriLinkのCleanCap® は、対象のmRNAにキャッピング(Cap 1構造)を付加する試薬です。ARCA(Cap0)に比べてin vivo条件での翻訳効率が大きく改善されました。
CleanCap® Reagent M6は、CleanCap AG および CleanCap AG (3’-OMe)と同じ 5‘AG 開始配列を持ち、最初のアデノシン (m6A) の 6 位にメチル基が付加されています。CleanCap®シリーズの他のキャップアナログと比べてタンパク質発現量が30%以上増加します。
CleanCap® Reagent M6 の特長
- タンパク質発現量が30%以上増加します
- 高いキャッピング効率(>95%)で、より高活性のmRNAが取得可能
- パターン認識受容体を活性化させないため、免疫反応を回避
- エンザイムキャッピングと比較して大幅なコストダウンを実現
データ例
タンパク質発現効率の向上
データ1. 既存のキャッピングアナログとの比較
LNPで包埋したFluc mRNAをマウス尾静脈へ投与した結果。CleanCap® M6は、既存のキャッピングアナログよりも高いタンパク質発現量が見られた。
データ2. 酵素法によりキャップピングしたmRNAとの比較
酵素法によりキャッピングしたmRNAとCleanCap® M6を比較した結果、 CleanCap® M6のほうが著しく高いタンパク質発現 (FLuc) が見られた。
少量で高タンパク質発現
マウスにCleanCap® AGを1 mg/kg投与した時と比較して、 CleanCap® M6を0.3 mg/kg投与した時のほうが高いタンパク質の発現が得られた。
CleanCap® はTriLink BioTechnologies. LLCの登録商標です。
CleanCap® Reagent M6のIVT反応条件について
CleanCap M6のTranscription Bufferは完全な 1×反応に組み立てられると、開始 IVT 反応の最終 pH は 6.8 になります。
CleanCap M6のTranscription Bufferの組成は下記通りです。
10X Transcription Buffer w/ HCl組成
400 mM Tris-HCl (pH 7.5)
100 mM DTT
21.2 mM Spermidine
160 mM MgCl2
150 mM HCl
DNase/RNase-Free Water
詳細なプロトコールはTriLink社ホームページをご覧ください。
物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 掲載されている製品について
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