N-(6-マレイミドカプロイルオキシ)スクシンイミド
N-(6-Maleimidocaproyloxy)succinimide (EMCS)
- 製造元 :
- (株)同仁化学研究所
- 保存条件 :
- 冷蔵 (室温輸送)
- CAS RN® :
- 55750-63-5
- 分子式 :
- C14H16N2O6
- 分子量 :
- 308.29
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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50mg
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3 |
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100mg
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9 |
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ドキュメント
- スペクトルデータ
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- 検査成績書
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- 校正証明書
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概要・使用例
概要 | 〈タンパク質工学用試薬〉〈ペプチド・タンパク質高次構造研究試薬〉〈二価性試薬〉 二価性試薬は二つの官能基を持つため、タンパク質の分子内、分子間をクロスリンクする試薬として有用です。タンパク質の高次構造の研究、たとえば四次構造の解析、距離の測定、三次構造の安定化、活性部位近傍の探査、オリゴマータンパク質のサブユニットの構造研究などや蛍光試薬の導入、酵素標識、ハプテンと担体タンパク質の結合、不溶化酵素の調製およびタンパク質の物理的、化学的性状を改変する場合などに広く使用されています。 〈Hetero-bifunctional Reagents〉 〈組織細胞化学〉〈免疫組織化学用試薬〉〈酵素抗体法試薬〉 検索する目的物質の抗体を作製し、その抗体もしくは、二次抗体に酵素を標識して、組織、細胞内の目的物質に反応させた後、標識されている酵素を基質と反応させて染色し、顕微鏡により観察する方法です。 〈架橋剤・担体〉 本品はアミノ基とチオール基との架橋反応が可能な異反応性二価性試薬である。構造はマレイミド基とN-ヒドロキシスクシンイミド活性エステルを分子の両端にもち、アミノ基に対しては活性エステルが反応しチオール基とはマレイミド基が選択的に反応する。酵素標識体の調製や単純ハプテンを担体タンパク質に結合させる時に有用である。表に示すように、芳香族系のマレイミド架橋試薬(1), (2), (3)が中性から弱アルカリ性で不安定であるのに対し、EMCS, GMBSなどの脂肪族系の架橋剤は広いpH領域で安定である。 〈二価性試薬〉〈Hetero-bifunctional Reagents〉〈アミノ基とSH基の架橋剤〉 タンパク質架橋剤 タンパク質架橋剤は、一分子内に、アミノ基と反応する活性エステル基やSH基に反応するマレイミド基を両端に持つ試薬で、タンパク質分子を結合させるのに使用されます。 Hetero-bifunctional Reagents 1級アミノ基と反応するNHSエステル(OSu)基と、チオール(SH基)と反応するマレイミド基を有する試薬群で、Fab‘のようなSH基を有するタンパク質にPODやALPなどの酵素を結合する場合などに利用できます。 (Wako BioWindow JUL.2013/No.125, p7) (Wako BioWindow June.2015/No.137, p32) |
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物性情報
外観 | 白色~微黄白色粉末 |
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溶解性 | 100mg/500μl(ジメチルホルムアミド)「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
融点 | >53℃ |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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