抗体遺伝子クローニングサービス
お手持ちのハイブリドーマの遺伝子配列解析はすでにお済みですか?
ハイブリドーマが増殖不良になったり、目的の抗体の産生量が減少したりする前に、本サービスを用いて、ハイブリドーマから抗体遺伝子をクローニングすることをお勧めします。
ハイブリドーマから抗体が取れにくくなる理由としては、ハイブリドーマの増殖不良や、微量に混入した別クローン増殖による目的のハイブリドーマの淘汰等が考えらます。
これらの場合、「取得できる抗体遺伝子=目的の抗体の遺伝子」になるとは限りません。
そのため、得られた抗体が確実に抗原に結合するかを確認する必要があります。
本サービスでは、お客様から目的の抗原をご提供頂き、抗原に結合する抗体の遺伝子をクローニング致します。
その過程で得られる抗体遺伝子( DNA )、抗体遺伝子情報、および発現した少量の抗体タンパク質も成果物としてお客様の元にお届けします。
そのため、お客様も成果物到着後にすぐにサブクローニング、免疫染色等で確認することができます。
下記のような目的をお持ちのお客様にお薦めのサービスです。
- 低抗体産生株化したハイブリドーマから抗体遺伝子をクローニングしたい。
- 組み換え抗体を作成するために、モノクローナル抗体可変領域の配列情報を取得したい。
- モノクローナル抗体を特許申請するため、可変領域の配列を解析したい。
ご提供頂くもの
- ハイブリドーマ(105~106細胞)および、ご使用のハイブリドーマ培地
- 抗体情報(動物種、アイソタイプ、サブクラス等*)
- 抗原とポジコン抗体(ELISAプレート5枚分程度の抗原**、ポジコン50 μg程度*** )
- 検出系プロトコル(ELISAであれば抗原固相濃度、反応条件等****)
* 不明な場合はその旨をお知らせください。
** 1 μg/ml/wellでELISAプレートに抗原を固相する場合は25 μgになります。
*** ポジコン抗体は目的の抗原に結合する同動物種の抗体が最適ですが、不所持の場合はハイブリドーマの培養上清で対応可能です。
**** お客様と相談の上、当社で使用する手順もしくは試薬を変更することがあります。
試験の流れ
【納品物】
- 抗体遺伝子配列情報
- 抗体遺伝子搭載プラスミド
- 抗体(トランスフェクション培養上清)
- 試験報告書
お見積り・ご注文について
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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