サイトカイン

インターフェロン(IFN)​

インターフェロン (IFN:Interferon) は、ウイルス感染細胞や免疫細胞から産生されるサイトカインの一種です。異物(ウイルス、病原体、腫瘍細胞)の除去やウイルス感染に対するウイルス増殖抑制などの生理作用を有します。ウイルス性疾患、腫瘍、がん、細胞増殖、免疫などの研究に使用されます。​

インターフェロンは結合する受容体に応じてⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型に分類されます。​

  • Ⅰ型インターフェロン:IFN-α、IFN-β、IFN-ε、IFM-κ、IFN-ω
  • Ⅱ型インターフェロン:IFN-γ
  • Ⅲ型インターフェロン:IFN-λ​

当社では、製造工程(大腸菌の培養・精製工程)において動物由来原料を使用していないアニマルフリーサイトカインや、使用量の多い方向けに大入り包装のバルク製品もラインアップしております。

アニマルフリーサイトカイン 製品一覧

サイトカイン バルク包装品 製品一覧

製品ラインアップ

※太字はバルク包装品です。

通常品 アニマルフリー品
ヒト マウス ラット ヒト マウス
IFN-β 092-06061
IFN-γ 093-05631099-05633 094-04701090-04703 099-04251 093-06111099-06113 090-06981096-06983
IFN-λ1 096-05241
IFN-ω 095-06171

インターフェロン (IFN)類の各種機能・働き

IFN-β
  • ウイルスの攻撃に応答し、リンパ球、マクロファージなど種々の細胞によって産生
  • 抗ウイルス作用
  • 細胞増殖、免疫応答の調節、分化誘導の調節
    など
IFN-γ
  • Tリンパ球、NK細胞などにより産生
  • 抗ウイルス活性
  • 抗腫瘍増殖活性
  • マクロファージの活性化
  • NK細胞活性増強
  • MHCクラスIおよびクラスIIの発現を増強
  • Bリンパ球による免疫グロブリン分泌促進
    など
IFN-λ1
Ⅰ型インターフェロンと重複する活性を持つ。
  • 抗ウイルス活性
  • 抗MHCクラスⅠ抗原発現のアップレギュレーション
    など
IFN-ω
  • 白血球にウイルスが感染することにより分泌
  • 抗ウイルス作用
  • 抗増殖作用

製品一覧

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    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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