食作用やフローサイトメトリ―の実験に!
Polysciences社 蛍光微粒子『Fluoresbrite™シリーズ』
Polysciences社の『Fluoresbrite™シリーズ』は長年ポリスチレンビーズの製造メーカーとして培った技術を用いて微粒子内に蛍光物質を取り込んだ製品です。免疫細胞による食作用のトレーサーやフローサイトメトリーなど様々なアプリケーションに利用できます。
Polysciences社では様々なサイズの微粒子に加え、4種類の色素からお選びいただけます。
蛍光の種類
蛍光ビーズ名 | 励起波長(nm) | 蛍光波長(nm) | 近似波長の蛍光物質 |
---|---|---|---|
BB | 360 | 407 | Coumarin |
YG | 441 | 486 | Fluorescein |
YO | 529 | 546 | Rhodamine |
PC RED | 491&512 | 565 | Phycoerythrin |
特長
高い蛍光安定性
本製品は粒子内に蛍光物質が含まれているため、粒子の表面に蛍光物質を標識したものと比べて蛍光の安定性が高くなっています。
粒子表面にタンパク質やビオチンなどの標識結合や蛍光標識を施した粒子は様々な条件下での標準物質として使用できますのでフローサイトメトリーなどのアプリケーションに適しています。
アプリケーション
- フローサイトメトリー
- バイオセンサー
- 蛍光顕微鏡
- ファゴサイトーシス研究 など
Q&A
- 粒子の安定期間は?
- 1年間です。4℃、暗所で冷凍しないように保管してください。
- 蛍光以外での各種粒子の違いは?
- 疎水性の高いBB、YG、PC REDは水性環境下でも粒子内に蛍光色素が補足されたままです。YOは疎水性が他の色素と比べて低いため、激しい洗浄操作により蛍光色素が漏れる可能性があります。
- 本製品は可視化できますか?
- プランクトンのコミュニティーの研究で本製品が使用された際には生体内で本粒子の蛍光が観察できたとの報告があります。また、分解や退色、毒性も低いとの報告もあります。
- タンパク質を粒子の表面に結合することはできますか?
- 本製品は粒子内に蛍光色素が含まれているため表面にタンパク質などを結合することは可能です。方法の詳細はコチラ
- 本製品はフローサイトメトリーのキャリブレータ―として使用できますか?
- 使用できます。
- 本製品はファゴサイトーシスや逆行性輸送のトレーサーとして使用できますか?
- 使用できます。本製品を用いたファゴサイトーシス研究の詳細はコチラ
製品一覧
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Fluoresbrite™ YG
Fluoresbrite™ BB
Fluoresbrite™ YO
Fluoresbrite™ PC RED
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
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