In vivoイメージングの観察に!

Biotium社 In vivoイメージング用近赤外蛍光試薬

メーカーロゴ

Biotium社では独自に開発したCF®Dyeと呼ばれる蛍光物質を保有しており、その一部は近赤外蛍光の波長で励起します。近赤外のCF®Dyeを様々なプローブに結合させた製品はIn vivoイメージングでご使用いただけます。

近赤外領域のCF®Dye種類

近赤外領域のCF®Dyeは従来の蛍光色素と比べて以下の特長があります。

  • 他社蛍光物質より高い輝度
  • 高い蛍光安定性
  • 負の電荷なしで高い親水性
  • 多様な波長のラインアップ
  • 多くの機器に対応
蛍光色素名 励起波長/蛍光波長(nm)
CF®680 681/698
CF®680R 680/701
CF®700 699/737
CF®750 755/777
CF®770 770/797
CF®790 784/806
CF®800 797/816

製品一覧

Annexin V

CF®Dyeが標識されたAnnexin Vです。

【特長】

  • アポトーシス細胞を簡単に検出
  • アジ化ナトリウム不含
  • Annexin Vタンパク質は大腸菌発現
メーカーコード 蛍光色素
29007 CF®680
29070 CF®680R
29006 CF®750
29046 CF®770
29047 CF®790

抗体標識キット

小動物のIn vivoイメージング用の抗体標識キットです。

【特長】

  • 4つの蛍光色素から選択可能
  • バッファー、限外濾過バイアル、標識用シリンジフィルター、精製を同梱
メーカーコード 蛍光色素
92160 CF®680
92161 CF®750
92162 CF®770
92163 CF®790

遊離酸

CF®Dyeが標識された遊離酸です。

【特長】

  • 生体内で反応しないためコントロール物質として最適
  • 生体内で蛍光消失時間などの測定に使用可能
メーカーコード 蛍光色素
92070 CF®680
92071 CF®750
92066 CF®770
92159 CF®790

CF®Dyeの特長

他社蛍光物質との比較

CF®Dye 他社蛍光物質 CF®Dyeの特長
CF®680 Alexa Fluor® 680, Cy®5.5, DyLight® 680, IRDye® 680LT ・類似蛍光物質の中でも輝度が高い
・タンパク質や抗体のラベリングに推奨
・LI-COR社のOdysseyイメージングシステムに対応
CF®680R Alexa Fluor® 680, Cy®5.5, DyLight® 680, IRDye® 680LT ・680nmの励起波長の蛍光物質の中で安定性が高い
・核酸などの小さい分子の標識に最適
・LI-COR社のOdysseyイメージングシステムに対応
CF®750 Alexa Fluor® 750, Cy®7, DyLight® 750, IRDye® 750 ・高い輝度と蛍光安定性
・負の電荷なしで高い親水性
・LI-COR社のOdysseyイメージングシステムに対応
CF®770 DyLight® 800, IRDye® 800CW
CF®790 Alexa Fluor® 790
CF®800 Indocyanine Green
CF®はBiotium社の登録商標です。
Alexa Fluor®とDyLight®はThermo Fisher Scientific社の登録商標です。
Cy®はGE Healthcare社の登録商標です。
IRDye®とOdyssey®はLI-COR社の登録商標です。

他社蛍光物質との輝度の比較

他社蛍光物質との輝度の比較
抗マウス羊抗体に各種蛍光物質を標識した。CF®750は親水性が高いため抗体に標識される程度が高くなった。

他社蛍光物質との安定性の比較

他社蛍光物質との安定性の比較
Jurkat細胞上にCD3抗体を処理した後に、各種蛍光を標識した二次抗体を処理した。細胞にCy®5のフィルターで水銀ランプを照射し続け、5分間に10秒ごとに写真を撮影した。その結果CF®680Rが最も長い時間、高い輝度を維持した。

他社蛍光物質との親水性の比較

他社蛍光物質との親水性の比較
抗マウス羊抗体に各種蛍光物質を標識した。Alexa Fluor®とCy®は矢印の箇所でピークが出ており、これは蛍光物質が凝集して親水性が低くなっている事を示す。

使用例

マウス生体内でのIn vivoイメージング

マウス生体内でのIn vivoイメージング

腫瘍を持つマウスをIVIS®イメージングシステム(Caliper Life Sciences社)で観察した。
血管内皮増殖因子A(VEGF-A)に結合する『Avastin®』にCF®750を標識し、マウスに静脈注射した。注射後、各時間が経過後にマウスの観察を行った。
画像提供:Caliper Life Sciences社

製品一覧

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Near-IR Annexin V

Near-IR 遊離酸

Near-IR In Vivoイメージング用抗体標識キット

関連製品一覧

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発光プローブ

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    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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