シグナルの増幅に!

Biotium社 蛍光標識Tyramide

Biotium社ではTyramide signal Amplification(TSA)による免疫染色法の蛍光増幅の製品を提供しています。

TSAはHRPを用いて存在量の少ない物質を高感度に検出する方法です。

Biotium社ではTyramideに結合している蛍光として20種類以上の蛍光をラインナップしています。

原理

図解

TyramideはHRPと反応すると活性化されチロシン残基に結合するようになります。活性化されたTyramideは抗体や周辺のチロシンに結合することで目的物質のシグナルを識別することができます。

特長

  • 目的のタンパク質や核酸の蛍光を高感度に検出
  • 存在量の少ない物質の検出に最適
  • 同じ動物種による制限がない
  • 多様な蛍光波長から選択可能

蛍光色素一覧

蛍光色素 Ex/Em(nm)
CF®350 347/448
CF®405S 404/431
CF®405M 408/452
CF®405L 395/545
CF®430 426/498
CF®488A 490/515
CF®514 516/548
CF®532 527/558
CF®543 541/560
CF®550R 551/577
CF®555 555/565
CF®568 562/583
CF®583R 586/609
CF®594 593/614
CF®620R 617/639
CF®640R 642/662
CF®647 650/665
CF®660R 663/682
CF®680R 680/701
CF®750 755/779

使用例

  • 細胞染色
  • 組織染色
  • In situ hybridization

データ例

CF405S-Tyramide
panCK
Human colon FFPE section
CF750-Tyramide
panCK
Human colon FFPE section

Fig.1 ヒト大腸のFFPE切片の染色例
(左)マウス抗panCK抗体とHRP標識ヤギ抗マウス二次抗体を処理後、2μMのCF®405S-Tyramideで標識した。
(右)マウス抗panCK抗体とHRP標識ヤギ抗マウス二次抗体を処理後、10μMのCF®750-Tyramideで標識した。

Fig.2 ヒト扁桃腺のFFPE切片の染色例
マウス抗CD45RO(UCHL-1)抗体とHRP標識ヤギ抗マウス二次抗体を処理後、CF®488A-Tyramideで標識した。

製品一覧

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標識Tyramide

TSAバッファー

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