簡便・特異的なリパーゼ活性測定キット

リパーゼキットS[研究用]

リパーゼは膵で合成され、膵液中に分泌されてトリグリセリド(中性脂肪)を加水分解する消化酵素です。 本品はリパーゼとの反応性が高い基質として、住友ベークライトで合成されたS- アシル化合物(BALB)を用い、これに-SH 基測定用試薬(DTNB)を組み合わせた酵素測定法の原理に基づくリパーゼ活性測定用キットです。

特長

  • エステラーゼ阻害剤により、リパーゼのみを特異的に測定可能
  • 試料と試薬を混合し、吸光度測定を行うだけの簡単な操作。抽出、滴定など煩雑な操作は不要
  • 生化学自動分析装置等は不要
  • 血清、血漿その他生物学的試料に適用可能

キットの構成(100回分)

  • 基質液 (BALB, SDS) 1本 (22mL)
  • エステラーゼ阻害液 (PMSF) 1本 (4.4mL)
  • 発色剤 (DNTB) 1本 (240mg)
  • 緩衝液 1本 (25mL)
  • 反応停止原液 1本 (25mL)

輸送・保存条件:冷蔵(2~8℃), 遮光  有効期間:3年

測定原理(反応式)

操作法概略

  • 基質(BALB), SDS, エステラーゼ阻害剤(PMSF)を検体に加えて、PMSFとSDSで検体中のリパーゼ以外のエステラーゼを失活させると同時にSDSによって検体中のリパーゼを活性化させる。活性化されたリパーゼはBALBを水解してジメルカプロール(BAL)を生成させる。生成したBALはDTNBと定量的に反応し黄色の5-チオ-2-ニトロ安息香酸(TNB)アニオンを生成する。反応停止液を加えることにより、リパーゼの反応を停止すると同時に反応混液を清澄にする。呈色の強さ(吸光度)は検体中のリパーゼ活性を反映するので、吸光度から直接リパーゼ活性を算出することができる。

製品一覧

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リパーゼ活性測定

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