All made in Japanの高品質バイアルキット

JQバイアルキット

テクノラボエスシィのJQバイアルキットは、ガラスバイアルとセプタム付キャップの両方に国産品を使用した、 All made in Japanのバイアルキットです。GCやLCに代表されるクロマト分析では、試料容器であるバイアルやキャップの良し悪しによってサンプルの吸着や分解、ゴーストピークなど思わぬ分析不良が引き起こされることがあります。分析装置や技術の発展に伴い高度な分析が求められるなか、より信頼できる試料容器を使用することの重要性が高まっています。
JQバイアルキットで使用されている国産バイアルは、高温加熱成型過程の加工温度を適正化した独自の製造方法により、シラン処理などの化学処理を行うことなく低吸着・低アルカリ溶出を実現しています。また国産セプタム付キャップも不純物の溶出を極小化した高品質な製品を使用しています。

特長
JQバイアルキットの品質評価
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特長

バイアル、セプタム付キャップともに国産品を使用
バイアルは低吸着かつNaイオンの溶出を極小化
セプタム付キャップは不純物の溶出を低減
複数の装置メーカーに対応 (島津/日立/Waters/Agilent 他)
品質とコストを両立

JQバイアルキットの品質評価

バイアルへの試料吸着比較試験

バイアルへの試料吸着について他社製品との比較を行いました。ガラスへの吸着性が高いことが知られているジクワットを試料として用い、バイアルへ封入後12時間までの回収率をHPLCで測定しました。

【HPLC測定条件】
試料：ジクワット (2 μg/mL)
カラム：Wakopak Ultra C18-3, 2.0 mmφ×150 mm
移動相：20 mM H3PO4 - 5 mM CH3(CH2)5SO3Na溶液/CH3CN = 87/13
流量：0.4 mL/min
検出波長：UV 309 nm

他社の品質証明書付きバイアルと遜色ない低吸着

バイアルからのNaイオン溶出量比較試験

バイアルからのNaイオン溶出について他社製品との比較を行いました。バイアルへ精製水を封入し、ガラスから溶出するアルカリ成分として知られているNaイオンを原子吸光で測定しました。

【原子吸光測定条件】
試料：オートクレーブにかけた精製水 1.3 mL
検出波長： 589.0 nm

競合他社製品と比較し、Naイオン溶出量を大幅に低減

セプタム付キャップからの溶出確認試験

セプタム付キャップからの溶出について他社製品との比較を行いました。同一バイアルで10回連続で測定した場合の溶出物をGC/MSで測定しました。

バイアルへメタノールを封入し、10回連続で測定

【GC/MS測定条件】
カラム：BPX5 内径 0.25 mm、長さ 30 m、膜厚 0.25 μm
キャリア―ガス：ヘリウム 1.5 mL/min
試料導入方法：スプリット注入法 (1:25)
走査質量範囲：35～500m/z
測定モード：TIC

連続測定において溶出物を不検出

製品情報

対応機種メーカー：島津 / 日立 / Waters / Agilent 他
ガラス材質：ホウケイ酸ガラス＊低吸着・低アルカリ
セプタム材質：フッ素樹脂 / シリコン＊低溶出
バイアルねじ規格：9-425 (WatersやAgilentで採用されている規格です)

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特長