β1-3およびβ1-4結合型ガラクトース残基の切断に

Genovis社 β-ガラクトシダーゼ「GalactEXO™」

Genovis社は、抗体医薬研究用のバイオ医薬プロセス酵素SmartEnzymes™を開発・製造しているスウェーデン (ルンド) のメーカーで、モノクローナル抗体、ADCs (antibody drug conjugates)、Fc融合タンパク質、バイオシミラー等のバイオ医薬品の研究開発に使用できるユニークな酵素 (プロテアーゼ、グリコシラーゼ)、試薬キットをラインアップしています。

GalactEXO™は天然糖タンパク質のN結合型およびO結合型糖鎖のガラクトース残基を完全に加水分解するためのβ-ガラクトシダーゼで、β1-3およびβ1-4結合型の両方を切断します。

特長

  • β1-3およびβ1-4結合型ガラクトース残基を切断
  • N型、O型 両方の糖鎖に活性あり
  • インキュベーションは最短2時間
  • 補酵素不要

モノクローナル抗体におけるβ1-4ガラクトースの加水分解

GalaxtEXO™および、その他の酵素で時間のインキュベーション後、FabRICATOR®を使用してモノクローナル抗体をサブユニットに消化し、LC-MSを使用して分析しました。

GalactEXO™ではG1F,G2Fからβ1-4ガラクトースの切断によりG0Fへ完全に消化できたのに対し、その他の酵素では不完全な消化となりました (G1F,G2Fが残存)。

エタネルセプトのβ1-3Galに対するエキソガラクトシダーゼ活性

GalactEXO™は、O-グリコシル化バイオ医薬品に存在するβ1-3ガラクトースに対するエキソガラクトシダーゼ活性も示します。

エタネルセプト (膠原病・自己免疫疾患の治療薬) をGalactEXO™またはその他の酵素とインキュベートし、FabRICATOR®で消化しました。さらにLCMSを使用してTNF-Rフラグメントを分析し、Fcフラグメントを除去したところ、GalactEXO™はその他の酵素よりも効率的なガラクトシダーゼ活性を示しました。

SialEXO®シアリダーゼおよびGalactEXO™ガラクトシダーゼによる遊離糖鎖のトリミング

エキソグリコシダーゼを使用して放出されたグリカン構造を分析する場合、完全な加水分解を得て、データ解釈のエラーを最小限に抑えることが重要です。

標識されたN-グリカンライブラリーをSialEXO®シアリダーゼおよびGalactEXO™ガラクトシダーゼと1時間インキュベートし、エキソグリコシダーゼ活性を分析しました (右図)。

HILIC-FLD分離は、シアリル化構造とガラクトシル化構造の両方の完全な加水分解を示し、残りのピークは、Glc、G0F、またはGlcFを二等分したGlcNAcとして簡単に識別できます。

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