FUJIFILM Irvine Scientific, Inc.

昆虫細胞(Sf9,Sf21) 増殖培地

IS Sf Insect

Sf9およびSf21細胞を用いた、バキュロウイルス発現系(BEVS)によるタンパク質発現、ウイルスベクター産生用の無血清、動物由来成分不含培地です。

特長

● 無血清、動物由来成分不含(ACF)
● Sf9およびSf21細胞の培養において、高増殖性、高収量をサポート
● ロット間差を低減
● BEVS等、多種類の組換えタンパク質発現系に対応
● Ready-to-use の長期培養用培地
● cGMP準拠の工場での製造により、研究から商業生産へシームレスに移行が可能、かつ高い信頼性と品質を保つ

生細胞密度データ

Sf9およびSf21細胞の高生細胞密度をサポート

IS Sf Insect、他社品 1(ACF、AD)、他社品 2(ACF)を用いて、Sf9およびSf21細胞を培養し、 Sf9細胞(A)およびSf21細胞(B)の生細胞密度を測定しました(n=4)。Sf21細胞においては他社品と同等、Sf9細胞においては最も高い生細胞密度を達成しています。

※AD:動物由来成分含有

感染率、タンパク質収量データ

高感染率と高タンパク質収量をサポート

0日目に、血管内皮増殖因子(VEGF)とGreen Fluorescent Protein(GFP)を共発現するBEVSを、Sf9およびSf21細胞に感染させました。
感染3日後に,フローサイトメトリーを用いてGFP発現細胞の割合(%)により、感染率を算出し(A)、また同日にELISAを用いてVEGF量を測定しました(B)。
(B)のデータは、IS SF InsectのVEGF量を100%とした場合の相対量を示します(n=4)。 感染率は他社と同等かそれ以上であり、VEGF量はACFの中では最も高い数値を達成しています。

ロット間の一貫性

ロット間差を低減

IS Sf Insect は動物由来成分不含、 低濃度の加水分解物を添加した無血清培地のため、ロット間差を低減します。

ロット間の一貫性データ

ロットの異なる酵母加水分解物を含んだIS Sf Insect培地を4ロット作製しました(ロット1-4)。ロット1-4でSf9細胞を培養し、各ロットの生細胞密度(A)および最大生細胞密度(B)を測定したところ、パフォーマンスは一貫していることが示されました(n=4)。Sf9細胞の生細胞密度データ(A)に対して 2 way ANOVA test を行った結果、酵母加水分解物のロットは生細胞密度へ有意に影響を与えないことが示されました(p=0.50)。 Sf9細胞の最大生細胞密度データ(B)に対して 1 way ANOVA test を行った結果、 酵母加水分解物のロットは最大生細胞密度へ有意に影響を与えないことが示されました(p=0.39)。

研究から商業生産への移行

研究段階から商業生産へのシームレスな移行

● cGMP準拠品による、優れた品質、一貫性、スケーラビリティ
● 厳正な原料とサプライチェーンの管理
● 必要な文書(分析証明書 、原産地証明書、FDAドラッグマスター ファイルなど)を提供可能
● 機能性、無菌性、エンドトキシン等様々な QA 試験を実施
● ご依頼に応じ、サイズやパッケージをカスタマイズ可能
● 特定ニーズや用途に応じて組成のカスタマイズが可能

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昆虫細胞(Sf9, Sf21) 増殖培地

抗凝集サプリメント

関連製品一覧

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昆虫細胞用培地 PSFM-J1ワコー

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