サイクリックボルタンメトリー測定

図. サイクリックボルタンメトリー (三極法) のイメージ

サイクリックボルタンメトリー (cyclic voltammetry, CV) は、静止溶液中、電極電位を一定の走査速度で繰り返し掃引したときに流れる電流を測定する手法です。電気化学特性評価では、基本的かつ多用される測定で、電極反応に関する豊富な情報が得られます。

当社では、電気化学測定に用いる電極材料や支持電解質、脱水溶媒を取り揃えています。脱水溶媒は水分値10ppm以下を保証しているため、電極・測定溶液の調製準備で必須となる有機溶媒の蒸留が不要です。

装置構成

  • 作用極 (working electrode, WE) :測定対象物質に反応を起こさせる電極
  • 参照極 (reference electrode, RE) :作用極の電位を決定する際の基準電極
  • 対極 (counter electrode, CE) :作用極で発生するのと同じ電流値を系に返すための電極
  • 溶媒:測定対象を溶解する溶媒
  • 溶質:測定対象物質
  • 支持電解質・支持塩:測定対象溶液に加える導電性物質

非水溶媒系の電気化学測定

非水溶媒

非水溶媒系の電気化学測定には以下のような特長を有する有機溶媒が用いられます。当社では、水分値10ppm以下を保証した超脱水溶媒を販売しています。

  1. 支持電解質を十分な量だけ溶解できる
  2. 溶解した支持電解質を解離できるだけの誘電率を有する
  3. 常温で液体
  4. 低粘性
  5. 測定可能な電位範囲 (電位窓) が広い

参照極

参照極は作用極の電位を決定する際の基準となる電極です。Ag/Ag+ 電極、 Ag/AgCl 電極、 Hg/Hg2Cl2 電極、フェロセン/フェリシニウムイオン (Fc/Fc+) の酸化還元系電極などが用いられます。

支持電解質

測定対象溶液には導電性を与えるため支持電解質を添加します。支持電解質は、測定溶媒に対する溶解度と解離度が高く、電気化学的に安定、反応中間体との相互作用、電極と副反応を考慮して選択されます。

参考文献

池田 和博:「第6版 電気化学便覧」(丸善出版) (2013)

製品一覧

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超脱水溶媒

水分含量 : 0.001% (10ppm)以下

脱酸素溶媒

水分含量 : 0.001% (10ppm) 以下、溶存酸素 : 1ppm 以下

参照極

支持電解質

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