同仁化学　γH2AX 検出キット

必要な試薬がセットに

オールインワンなので、すぐに評価できます。

3色のラインアップ

多重染色時に適した色が選択できます。

3ステップの簡便な操作

細胞の固定化と膜透過処理後、キットに同梱している試薬の添加と洗浄操作だけで染色できます。

• 細胞老化を評価する際は、複数の老化マーカーを指標に解析する必要があります。右に示したマーカーは細胞老化研究分野で広く用いられており、中でもγ H2AXはDNAダメージを伴う老化を判断する際に汎用されています。既に同仁化学研究所より販売しておりますSA-β-gal検出キット(347-09181)とγ H2AX検出キットを併用することで、細胞老化を判断する裏付けのデータとして活用できます。

  ※参考文献：R.Salama et al.: Genes &Dev ., 28,99(2014)

• 細胞老化の指標

  • DNA damage response
    ex. γ H2AX, ATM, etc
  • SA-β-gal (senescence-associated beta-galactosidase)
  • CDKis (cyclin-dependent kinase inhibitor)
    ex. p16, p21 .etc
  • p53
  • SASP (Senescence-Associated Secretory Phenotype)
    ex. IL6, IL8 .etc
  • 他

解析対象	論文概要
γ H2AX, SA-β-gal, p16, p21	オートファジー欠損した衛生細胞で細胞老化が認められ、逆にオートファジー誘導剤の添加で細胞老化は抑えられた。
γ H2AX, SA-β-gal, p21	二型糖尿病モデルにて、細胞老化の活性亢進とDNA損傷レベルの増加を確認した。
γ H2AX, SA-β-gal	特定のタンパク質(BRE)を欠損させたマウス線維芽細胞において細胞老化の亢進が見られた。
γ H2AX, SA-β-gal, p16, p21	クロマチン構造変異複合体の一つであるSMARCD1の減少を促すパルミチン酸を処理したHepG2細胞において、細胞老化の亢進が見られた。
γ H2AX, SA-β-gal, p16	DNA修復に関わるErcc1遺伝子欠損マウスにおいては、自発的におきるDNA損傷だけでROSレベルが上昇し、細胞老化の亢進も確認された。

継代数の異なるWI-38細胞を用い、本キットによりγ H2AXを検出、また、SA-β-gal検出キット(347-09181)にてSA-β-galを検出しました。結果、継代を繰り返したWI-38細胞において、γ H2AX由来の蛍光が増大し、 SA-β-gal活性が亢進する結果が得られました。