抗原抗体反応促進試薬 Immuno-enhancer
本製品は、ウエスタンブロッティング、ドットブロッティング、ELISAの抗原-抗体反応を最適化し促進する試薬です。特に反応性の低い抗体を用いた場合に効果があり、高いS/N比を得ることができます。
一次抗体反応用のReagent Aと、二次抗体反応用のReagent Bの2つから構成されており、原液をそのまま抗体希釈液として使用します。
特長
- シグナルを増強
- 高いS/N比
- 特別な操作は不要。抗体希釈液の代わりに使用
製品構成
※1回の使用量が5 mLの場合の使用回数です。
2回用 | 10回用 | 40回用 | |
Reagent A・・・ | 10 mL | 50 mL | 200 mL |
Reagent B・・・ | 10 mL | 50 mL | 200 mL |
使用法
ウエスタンブロッティング
ELISA
使用例
使用例1:A549細胞ライセート中のEB1の検出
A549細胞ライセート5 μg(×1)または、10 μg(×2)をSDS-PAGE電気泳動後、ニトロセルロース膜に転写しブロッキング後にウエスタンブロットを行った。
本製品の対照として、3 %スキムミルクTBS-T溶液を用いた。
一次抗体:抗EB1,ウサギ(1:500) 2 時間
二次抗体:HRP標識抗ウサギIgG抗体(1:7,000) 1 時間
露光時間:10 秒
使用例2:HeLa細胞ライセート中のアクチンの検出
HeLa細胞ライセート(原液、1/2、1/4、1/8希釈)をSDS-PAGE電気泳動後、PVDF膜に転写しブロッキング後にウエスタンブロットを行った。
本製品の対照として、TBS-T溶液を用いた。
一次抗体:抗アクチン,ヤギ(0.5 μg/mL) 1 時間
二次抗体:HRP標識抗ヤギIgG抗体(1:10,000) 1 時間
露光時間:5 分
使用例3:Atg+およびAtg-細胞中のLC3の検出
細胞の抽出液を12.5 %SDS-PAGEで分離、PVDF膜に転写後、一次抗体をReagent Aで希釈しウエスタンブロットを行った。
対照として、1 %BSAを含む20 mmol/L Tris-HCl(pH 7.5)-0.15 mol/L NaCl-0.1 % NaN3を用いた。
二次抗体は20 mmol/L Tris-HCl(pH 7.5)-0.15 mol/L NaCl-0.05 %Tween 20で希釈した。
一次抗体:抗アクチン,ヤギ(0.5 μg/mL) 1 時間
二次抗体:HRP標識抗ヤギIgG抗体(1:10,000) 1 時間
露光時間:5 分
製品一覧
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