抗原賦活化試薬

イムノセイバー

イムノセイバーはホルマリン固定組織の抗原賦活化試薬です。本製品を使用することでホルマリン固定により失われた抗原性が回復(賦活化)します。その結果、免疫染色の染色性が向上します。従来の手法では様々な条件検討が必要でしたが、本製品では同条件で幅広い抗原を賦活化できます。

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特長

  • ホルマリン固定組織の抗原性を賦活化
  • 免疫染色の染色性が向上
  • 同条件で幅広い抗原を賦活化

組成

10 % シトラコン酸ナトリウム溶液

使用法

  1. 本製品を蒸留水または脱イオン水で200倍希釈し、98 ℃まで加熱する。
  2. 脱パラフィン後の組織切片を希釈溶液に浸し、98 ℃で45分間処理する。
  3. PBSで5分間 x 3回洗浄し、免疫染色操作に移る。

染色例

  1. ホルマリン固定ヒト膵臓パラフィン切片をイムノセイバーにて処理
  2. PBST(Triton X-100を0.2 %含むPBS)で1回、PBSで2回洗浄
  3. ブロッキング 室温 1時間
  4. PBSで軽くリンスし、PBSTで希釈した一次抗体と4℃で1晩反応
    rabbit anti-SNAP-25 1/8,000
  5. PBSTで1回、PBSで2回洗浄
  6. ビオチン標識二次抗体と室温で1時間反応
  7. PBSTで1回、PBSで2回洗浄
  8. ペルオキシダーゼ標識Avidin(1/400、PBSで希釈)室温、1時間
  9. PBSTで1回、PBSで2回洗浄
  10. DABを基質として発色
  11. 蒸留水で5分 x 3回洗浄
  12. マイヤーの酸性ヘマウランで1~3分ほど染色
  13. 流水にて洗浄後、蒸留水で2~3回すすぎ、70 % エタノールで染色
  14. 透徹、封入

製品一覧

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