マウスES細胞の培養に
StemSure® LIF, マウス, 組換え体, 溶液
マウスLIF(leukemia inhibitory factor)は、マウス白血病由来細胞であるM1細胞をマクロファージに分化誘導する因子として発見され、その後胚性幹細胞(ES細胞)の分化阻害活性を持つことが報告されました。現在、マウスES細胞の未分化能を維持させる因子として、マウスES細胞培養時に用いられています。
本品は、マウスLIFを大腸菌で発現させた組換えタンパク質です。
C末端に6×Hisタグを含みます。StemSure®シリーズは、マウスES細胞D3株を用いて、実用試験(細胞増殖試験またはコロニー形成試験)とアルカリホスファターゼ(ALP)染色を行い、細胞増殖と未分化能を品質保証した製品群です。
試験項目
- 実用試験(マウスES細胞)
- ALP染色(マウスES細胞)
- 無菌試験
- マイコプラズマ試験
- エンドトキシン など
製品概要
- 由来:E. coli expressed mouse leukemia inhibitory factor
- 活性:106units/ml
- 単位の定義:マウスES細胞株(D3株)を用いた細胞増殖促進アッセイにおいて、最大増殖度の50%の増殖度を与える量の1/20を1unitとする。
- 使用濃度:マウスES細胞株(D3株)の培養では、終濃度1,000units/mlでのご使用を推奨します。
- 形状:D-PBS, 1% BSA
- 0.2μmフィルター滅菌済み
- 保存条件:-20℃保存。融解後は2~10℃で保存し、なるべく早くお使い下さい。
データ
細胞形態・未分化マーカーの発現
1×105cells/10cm Dishで5日または6日毎に継代を11回繰返し、位相差顕微鏡(Phase)で撮影、ALP染色、免疫染色(各種未分化マーカー)、DAPI染色を行った。
<培地組成>
D-MEM + 15% KSR + 4mmol/l L-Glutamine + 2×Non-essential Amino Acid + 1×Penicillin-Streptomycin + 0.1mmol/l StemSure® 2-Mercaptoethanol + StemSure® LIF
製品一覧
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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