酵素比色法による水産物中のヒスタミンの簡易検査
キッコーマンバイオケミファ チェックカラーヒスタミン
ヒスタミンは、主にカツオ、マグロ、サバなどの赤身の魚に含まれることがあるアミンの一種で魚介類の腐敗過程で多く生成します。ヒスタミンを高濃度に含むこれらの食品を摂取した場合、アレルギー様食中毒を引き起こすことがあります。このヒスタミンは、米国、EU、Codexによる規制があるだけでなく日本においてもHACCP (Hazard Analysis Critical Control Point) において化学的危害要因の1つとしてCCP (Critical Control Point) で管理する例が増えています。
チェックカラーヒスタミンは、ヒスタミンデヒドロゲナーゼを利用した比色法による検査キットです。
本検査法は、他の方法と比較して操作が簡易で15分の酵素反応で結果が得られます。HPLC法や蛍光法と相関性も高く、2018年4月にAOAC-RI (AOAC Research Institute) のPTM認証を取得し、信頼性が国際的にも認められました。
- ヒスタミン測定について妥当性を評価し、AOAC-RIのPTM認証を取得(ライセンスNo.041802)。
特長
- 簡単:試薬を溶かし、サンプルと混ぜるだけ
酵素の高い特異性により、強酸や有機溶媒を使わずに、簡単・安全な分析が可能です。 - 迅速:反応時間は15分
生魚であれば、抽出作業を含めても1時間以内に分析結果が得られます。 - 正確:国際認証機関AOAC-RIのPTM認証を取得
公定法と高い相関があります。
測定原理
プロトコル
測定範囲:0.4 ~ 6 ppm (生魚サンプル換算 10 ~ 150 ppm)
※光路幅 2 cmセルの光度計で測定した場合
測定時間:各試薬分注後 約20分
チェックカラーヒスタミン操作方法(動画)
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