活性エステル化剤・添加剤

縮合反応において、少量~当量の添加剤を一般的な縮合剤と併せて使用すると、反応時間の短縮や収率の向上が期待されます。また、アミノ酸/ペプチドカップリングで問題となるラセミ化を抑制する目的でも用いられます。


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特長

反応機構

ペプチド合成は N-末端から伸長させていくのが定法です。C-末端から伸長させると、以下のようにアズラクトン経由でα位のラセミ化が起こりやすいため、好ましくありません。HOBt、HOAt、Oxymaといった求核性の高い試薬の共存下で活性エステルを経由させると、ラセミ化を抑えることができます。

参考文献

Goodman, M. and Levine, L. : J. Am. Chem. Soc., 86, 2918(1964)
[a]1) Knorr, R., Trzeciak, A., Bannwarth, W. and Gillessen, D. : Tetrahedron Lett., 30, 1927 (1989).
2) Carpino, L. A. : J. Am. Chem. Soc., 115, 4397 (1993).
3) Carpino, L. A., El-Faham, A. and Albericio, F. : Tetrahedron Lett., 35, 2279 (1994).

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