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セミナー 培養
ヒト腎細胞の創薬応用 webinar 2024
腎臓は心臓や肝臓と同様にヒトで毒性の起こりやすい臓器であることが知られています。事実、薬物誘発性腎障害(腎毒性)は創薬における大きな課題です。従来のヒト腎臓細胞 (株化細胞や初代細胞のヒト初代近位尿細管上皮細胞) では、薬物トランスポーターの低発現、長期培養による腎臓機能の失活が認められること。ヒト iPS細胞由来腎オルガノイドや新鮮腎モデルでは、細胞成熟度や高いコストからくる高スループット化の限界等、課題が多いことを否定できません。したがって、腎臓の評価については「動物実験」が主流となっています。しかしながら、動物実験が腎毒性をヒト外挿性高く反映できていない現状があります。そこで、ヒト由来の高機能な腎臓細胞が望まれています。
本ウェビナーでは、独自の細胞加工技術によって、高機能なヒト近位尿細管上皮細胞のスフェロイドを構築し、初代細胞の欠点である腎機能の低さやロット差を克服に成功したフロントランナーをお招きして、その実施例について以下演題でご講演頂きます。ご多忙中のこととは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
開催要項
日時
2024年 10月4日(金)13:30~14:35
講演
- 日機装株式会社 インダストリアル事業本部 精密機器技術センター 高橋越史様
- 日機装株式会社 インダストリアル事業本部 精密機器技術センター 前田駿太様
製品紹介
- 富士フイルム和光純薬株式会社 培地培養営業部 圖子田康
参加費
無料
申し込み方法
以下のホームページリンクより申し込みください。
https://v2.nex-pro.com/campaign/70802/apply(セミナー配信会社のホームページへ移動します。)
講演プログラム
時間 | タイトル/講演者 |
---|---|
13:30~13:35 | 開会のご挨拶 |
13:35~14:00 | ヒト近位尿細管上皮細胞を用いたスフェロイドモデル「3D-RPTEC®」の開発 日機装株式会社 インダストリアル事業本部 精密機器技術センター 高橋越史様 |
14:00~14:25 | 3D-RPTEC®を用いた薬物誘発性腎障害評価及び薬物動態評価への応用 日機装株式会社 インダストリアル事業本部 精密機器技術センター 前田駿太様 |
14:25~14:35 | 3D-RPTEC® および関連製品のご紹介 富士フイルム和光純薬株式会社 培地培養営業部 圖子田康 |
14:35 | 閉会のご挨拶 |
※新着論文情報※
三次元培養の腎近位尿細管上皮細胞 (3D-RPTEC) は、32種類の腎毒性薬物を長期暴露した際に、従来の2次元培養RPTECやHK-2細胞よりも 薬物誘発性腎障害の予測能高く、腎近位尿細管上皮細胞障害の評価に有用であることを、示しました。
Three-dimensional culture of human proximal tubular epithelial cells for an in vitro evaluation of drug-induced kidney injury
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