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銀染色MSキット Silver Stain MS Kit

電気泳動用
for Electrophoresis
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (室温輸送)
適用法令 :
安衛法57条・有害物表示対象物質 PRTR-1(特定) 労57-2 優先評価物質
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
299-58901
JAN
4987481416901
20テスト
希望納入価格
22,000 円

20以上

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

概要・使用例

概要 タンパク質の質量分析用に開発された銀染色キットです。
従来の銀染色キットでは、増感剤に含まれるグルタルアルデヒドのアミノ基を架橋する特性により、質量分析前のゲル内消化の効率が悪く、質量分析には向きませんでした。
本品は、グルタルアルデヒドを除くことによりゲル内消化の効率を高めています。
数ngレベルのタンパク質バンドを検出することができます。
和光試薬時報Vol.70 No.3, p.1, 13(2002)、Vol.72 No.2 p.12(2004)。WAKO BIO WINDOW No.40, p20 (2002. JUN.)、No.42, p28 (2002. AUG.)、No.49 p3 (2003. May.)。
特長 1. グルタルアルデヒド処理を除いているため、タンパク質の化学的修飾をほとんど受けず質量分析に有効。
2. 短時間(約70分)で高感度(数ngレベル)にタンパク質バンドを染色できる。
構成 1.Enhancing Stock Soln.(増感原液)   200ml×1本2.Staining Stock Soln.(染色原液)    200ml×1本3.Developing Stock Soln.(現像原液)   100ml×1本4.Developing Powder(現像粉末)      20g ×1本5.Stopper(停止液)            200ml×1本6.De-staining Soln.A(脱色液A)    50ml×1本7.De-staining Soln.B(脱色液B)  50ml×1本
使用方法 下記は電気泳動後のポリアクリルアミドゲル(100×100×1mmのミニゲル)を染色する場合の標準染色法です。1. 電気泳動したゲルを100mlの固定液1に浸し、20分間振とうします。2. 固定液1を捨て、ゲルを100mlの固定液2に浸し、10分間振とうします。3. 固定液2を捨て、ゲルを100mlの脱イオン水に浸し、10分間洗浄します。4. 脱イオン水を捨て、ゲルを100mlの増感液に浸し、1分間振とうします。5. 増感液を捨て、ゲルを100mlの脱イオン水に浸し、1分間振とう洗浄します。これを2回繰り返します。6.脱イオン水を捨て、ゲルを100mlの染色液に浸し、20分間浸透します。7. 染色液を捨て※、100mlの脱イオン水に浸し、1分間振とう洗浄します。これを2回繰り返します。※染色液は放置すると爆発性アミドを生ずる危険性がありますので、使用後は直ちに塩酸を加えて塩化銀の沈殿物にしてください。8. 脱イオン水を捨て、ゲルを現像液中に浸し、適当な染色像が得られるまで、3~10分間振とうします。9. 適当な染色像が得られたら、10mlの停止液を加え、1分程度※振とうします。※振とう時間が長いと退色してくる場合がありますので長くても3分間以内にしてください。10. 現像液を捨て、ゲルを100mlの脱イオン水に浸し、1分間振とう洗浄します。これを3回繰り返します。11. 質量分析に使用する場合は、ゲルから切り出した蛋白質バンドを0.1mlの脱色液Aと脱色液Bの等量混合溶液に15分間浸して脱色します。
使用上の注意 1. 使用する水は、脱イオン水または蒸留水を使用し、場合によっては脱イオン化後蒸留(ガラス器具で)した水を使用してください。2. 使用する容器(例えば写真用バット)は表面が平滑で清浄なものを使用してください。3. 直接皮膚にゲルが触れないよう、またゲルの破損には十分注意してください(全操作中、ビニール手袋を使用してください)。4. 操作中ゲルは必ず完全に溶液中に浸し、浮き上がらないよう注意してください。5. 染色液(廃液を含む)は放置すると爆発性銀アミドを生ずる危険性がありますので、使用後は直ちに塩酸を加えて塩化銀の沈殿物にして下さい。

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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