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LumiMAT™ Pyrogen Detection Kit - Cells LumiMAT™ Pyrogen Detection Kit - Cells

パイロジェン試験用
for Pyrogen Test
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
-80℃ (ドライアイス輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
298-36991
JAN
4548995103543
96回用
希望納入価格
80,000 円
西日本 :
50以上
東日本 :
-

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書
分析チャート

概要

本品はMonocyte Activation Test(MAT 法)により発熱性物質(Pyrogen)を検出するためのキットです。
発熱性物質は、動物の体内で体温上昇を引き起こす物質の総称であり、非経口医薬品や血液に触れる医療機器は、発熱性物質に汚染されていないことが求められます。発熱性物質を広く検出する試験として最も早く実用化された方法が、ウサギの静脈内に被験試料を投与し、体温変化を観察することで発熱性物質の有無を判定するウサギ発熱性物質試験です。しかしウサギ発熱性物質試験は、再現性や精度、コストなどの問題があり、代替法としてLimulus Amebocyte Lysate 試薬(LAL 試薬)が広く使われるようになりました。ただ、LAL 試薬は非エンドトキシン発熱性物質を検出できないことから、必要に応じてウサギ発熱性物質試験も使用されています。
MAT 法は、ウサギ発熱性物質試験の代替法として開発されたIn vitro 発熱性物質試験であり、エンドトキシンのみでなく、非エンドトキシン発熱性物質も検出することができます。

ウサギ発熱性物質試験 LAL試薬 MAT法
発熱性物質 エンドトキシン
(グラム陰性菌細胞壁由来)
検出 検出 検出
非エンドトキシン発熱性物質
(グラム陽性菌、ウイルス、真菌などに由来する発熱性物質)
検出 非検出 検出

測定原理

MAT法は、ヒト単球系細胞が発熱性物質により活性化され、炎症性サイトカイン等を産生することを利用して発熱性物質を検出する方法​です。

従来のMAT法

細胞ソースとしてPBMC (末梢血単核球) などを用い、単球系細胞から放出されたサイトカインをELISA法で測定することで検体中の発熱性物質を検出します。

LumiMAT

発熱性物質の暴露により活性化されるNF-κBシグナルに応答してルシフェラーゼタンパクを発現するシステムを単球細胞 (NOMO-1細胞) に導入したレポーター細胞を使用します。 発熱性物質がToll-like Receptor (TLR) に結合するとNF-κBシグナルが活性化され、ルシフェラーゼタンパクが発現します。そこに発光基質を加えると発光反応が生じ、発光強度を測定することで発熱性物質を測定することができます。

Monocyte Activation test 測定原理

LumiMAT™の特長

LumiMATの特長

アッセイフロー

アッセイには、LumiMAT™ Pyrogen Detection Kit - Cells (298-36991)と、LumiMAT™ Pyrogen Detection Kit – Reagent Set (297-96801) の両方が必要です。 

Monocyte Activation test アッセイフロー

96well プレートに被験検体またはエンドトキシン標準品を分注し、レポーター細胞を加えて3 時間インキュベーションした後、発光基質を加え、生じた発光をプレートリーダーで測定します。 従来のELISA 測定に比べて、簡便な1 プレートアッセイで、試験間差を抑制することができます。 また、トータル5 時間程度で測定結果が得られ、従来法の1.5日から大幅に短縮できます。

検量線範囲

LumiMAT検量線
RLU:Relative Light Unit
EU:Endotoxin Unit

エンドトキシン標準品を用いて標準曲線を作成し、発熱性物資量をEndotoxin Equivalents(EE)/mLとして算出します。

検量線範囲:0.0125~0.8 EE/mL

操作法動画

測定データ

再現性

LumiMAT™細胞3ロットを用いて、真度と精度を測定しました (n=4、各ロット3回ずつ試験) 。6濃度のスタンダードエンドトキシン (USP-RSE) を添加して、検量線から濃度 (EU/mL) を算出しました。

LumiMATのAccuracy
LumiMATのPrecision

いずれのロットにおいても、真度 (測定値/真値):±10%以内、精度:CV20%以下と高い再現性が確認されました。

NEP (Non-Endotoxin Pyrogen) への反応性

各Toll-like receptor (TLR) に対するNEPを種々の濃度で添加し、検量線からEE/mLとして各NEPの濃度を算出しました。縦軸:EE/mL、横軸:添加したNEP濃度

non-endotoxin pyrogenへの反応性

いずれのNEPも検出できることが確認されました。

添加回収試験

1.市販医薬品を用いた添加回収試験

各医薬品にエンドトキシン標準品を添加し、回収率を算出しました。

Drug MVD* Fold-dilution Spike recovery (%) n=3 Interference**
0.1 EU/mL 0.4 EU/mL 0.8 EU/mL
Albumin
25%I.V. 5 g/20 mL
480 10 121.6 98.9 97.5 N
100 134.8 119.4 110.3 N
400 109.5 110.3 108.0 N
Aciclovir
25 mg/mL
500 10 67.5 63.7 50.2 N
100 89.7 87.8 82.3 N
400 96.0 95.6 99.2 N
Epoetin Alfa
750 I.U./0.5 mL
12000 100 99.3 103.1 105.2 N
500 92.9 100.5 102.6 N
1000 87.9 98.0 98.9 N
Romosozumab
105 mg/1.17 mL
10200 100 109.9 110.5 112.6 N
500 94.9 94.3 98.6 N
1000 95.0 92.0 92.3 N

*MVD : Maximum Valid Dilution **No interference : 50 < Recovery(%) < 200

いずれの医薬品でもMVD範囲の希釈倍率で、50~200%の回収率が得られました。

2.医薬品原料を用いた添加回収試験

添加回収試験

様々な検体の試験に適用できます。

LumiMAT™ uses NanoLuc® Technology; NanoLuc® Technology is licensed from Promega Corporation. Licensed Patents: U.S. Pat No. 8557970 and U.S. Pat. No. 8669103, and all patents and patents pending which claim priority to the same priority application(s) as U.S. Pat. No. 8557970 and U.S.Pat. No.8669103. NanoLuc® is a registered trademark of Promega Corporation.

概要・使用例

物性情報

純度 エンドトキシン : <0.0125EU/mL

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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