酸化オスミウム(VIII), マイクロカプセル化
Osmium(VIII) Oxide, Microencapsulated
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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1g
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ドキュメント
概要
酸化オスミウム(Ⅷ)は、ジオール類の不斉酸化反応に広く使用されていますが、毒性が強く取扱いいに注意を要する物質です。この度、小林らが開発したマイクロカプセル化技術1)を用いて、酸化オスミウム(Ⅷ)をポリスチレンにマイクロカプセル化した化合物を製品化しました。
NMO(N-メチルモルホリン-N-オキシド)等と併用することにより、触媒量で繰り返し使用することが可能です。また、揮発性が抑えられるため、刺激臭もほとんどなく取り扱いが容易です。
特長
- 繰り返し使用が可能
- 反応物との分離が容易
- 揮発性抑制による毒性、刺激臭の低減
- ポリスチレン樹脂からの酸化オスミウムの溶出がない
アプリケーション
ジヒドロキシル化反応におけるMCOsO4の回収、再利用のデータ
run | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
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yield of product(%) | 84 | 84 | 83 | 84 | 83 |
recovery of catalyst(%) | quant | quant | quant | quant | quant |
MCOsO4:酸化オスミニウム,マイクロカプセル化
酸化オスミウム含量
マイクロカプセル中の酸化オスミウム(Ⅷ)量:約 10%
酸化オスミウム(Ⅷ)PEM ポリマーマイクロカプセル化
本製品は、PEMポリマー(Phenoxy-ethoxymethyl-polystyrene)でマイクロカプセル化したPEMポリマーマイクロカプセル化酸化オスミウムです。
主にオスミウムの再酸化剤としてフェリシアン化カリウム(K3Fe(CN)6)を使用する場合に適しています。また、不斉配位子を使用すると、不斉ジヒドロキシル化反応に適用することができます。
【参考文献】
- Kobayashi, S., Endo, M. and Nagayama, S. : J. Org. Chem., 63, 6094(1998).
- Kobayashi, S., Ishida, T. and Akiyama, R. : Org. Lett., 3, 2649(2001).
概要・使用例
概要 | 酸化オスミウム(VIII)は、オレフィンをジオールへ変換する最も優れた試薬であり様々な需要があるものの、実際の工業プロセスとしての成功例はほとんどありませんでした。これは、酸化オスミウム(VIII)の毒性が高く、高価であり、また揮発性のため、回収、再利用が難しいのが理由であると考えられます。これらの問題を解決するため、「マイクロカプセル化」法という触媒の高分子上への固定化法を考案されました。本品は、酸化オスミウムの活性を損なうことなくポリスチレンにマイクロカプセル化した化合物です。マイクロカプセル化した事により、取扱が容易になりました。また、以下の様な特長があります。1. 繰り返し使用が可能2. 反応物との分離が容易3. 揮発性抑制による毒性、刺激臭の低減4. ポリスチレン樹脂からの酸化オスミウムの溶出がない酸化オスミウム含有量 : 約10% 高分子に触媒を固定化することにより、容易に回収・再使用が可能となりました。マイクロカプセル化法により、OsO4をポリステレンに高密度固定化しました。本法による固定化は、高い触媒活性を保持しつつ、取り扱い性・安全性が大きく向上するうえ、場合によっては高分子効果によって収率の向上が見られることもあります。また、反応系糾こ触媒の漏れがなく、生成物と触媒をろ過のみで簡単に分離し、再使用することが可能ですので、工業レベルでの展開も期待されています。 Wako Organic Square No.2 p.2(1999), No.4 p.4(2000), No.10 p.8(Mar. 2003)。Q&A:Wako Organic Square No.3 p.8(1999)。和光純薬時報 Vol.67 No.2 p.8(1999)。 |
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用途 | オレフィン類をジオール化する酸化反応に使用します。 |
物性情報
外観 | 灰色〜黒色, 塊 |
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溶解性 | 水に可溶。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
融点 | 40〜43℃ |
沸点 | 約131℃ |
引火点 | 4℃ |
比重 | 5.10 |
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本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
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製造元情報
別名一覧
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