ジェネマル
GENEMAL
- 製造元 :
- (株)ニッポンジーン
- 保存条件 :
- 室温
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
|
製品コード
|
容量
|
価格
|
在庫
|
|
---|---|---|---|---|---|
|
|
1台
|
|
|
ドキュメント
- スペクトルデータ
-
- 検査成績書
-
- 校正証明書
-
キットコンポーネント
キット内容
GENEMAL 装置本体 | 1台 |
---|---|
ACアダプタ | 1個 |
電源ケーブル | 1本 |
取扱説明書(保証書つき) | 1冊 |
製品概要
LAMP法用蛍光検出装置GENEMAL(ジェネマル)は、インターカレーター法による等温遺伝子増幅検出用の装置です。
操作用のタッチパネルを搭載しており、本品単体で等温反応、蛍光測定、結果確認等が可能です。また、測定した蛍光値をUSBメモリにテキストファイル形式で出力できるため、PCにデータを移すことができます。
GENEMALの外観
縦 23.7 cm × 横 23.7 cm
製品の仕様
検出対象 | 等温増幅反応による遺伝子増幅の有無を蛍光強度の変化で検出する | |
---|---|---|
サンプル数 | 8 ウェル | |
サンプルの容量 | 25-50 µL(反応チューブを使用) | |
測定時間 | 1-60分(失活処理 0-30分) | |
外形寸法 | 縦 237 mm × 横 237 mm × 高さ 82 mm | |
重 量 | 1 kg | |
電 源 | DC 12V 30W(電源アダプタを使用) | |
温度調節 | 調節範囲 | 60-75℃(失活処理 80-98℃) |
温度分離能 | 0.1℃ | |
温度精度 | 設定温度 ± 0.5℃(設定 67.0℃時) | |
プリヒート機能 | 測定温度設定に従う | |
蛍光検出 | 光 源 | LED(ピーク波長 465 nm) |
検出波長フィルタ | 境界波長 520 nm ± 5 nm(透過率 50 %) | |
データ収集 | 1-10 秒間隔 | |
使用環境 | 周囲温度 | 10-30℃(屋内に限る) |
相対湿度 | 30-80 % | |
その他機能 | 陽性/陰性判定機能、USB メモリ出力機能、カレンダー機能、バックライト調整機能 |
特長
①コンパクトで超軽量(1kg)
装置本体の重さ約1kg、幅23.7cmと非常にコンパクトです。簡単に持ち運びでき、限られたスペースにも設置可能です。
②核酸増幅から検出まで数十分で完了
増幅試薬にインターカレーター(二本鎖DNA結合性蛍光色素)を用いることで遺伝子増幅を蛍光強度の変化で検出。専用増幅試薬「GENEMAL LAMP FLMix」と組み合わせることで最短30分間で結果が得られます。
③タッチパネルで簡単操作
7インチのカラータッチパネルを採用。測定条件の入力や測定結果の表示等シンプルで使いやすい画面構成で簡単に操作可能です。
④パラメーター設定で自動判定が可能
事前に設定した方式と閾値に基づき各チャネルの自動判定(陽性 / 陰性)を行います。
⑤USB メモリに測定データを取り出し可能
装置の測定データはテキストファイルとして USB メモリに取り出し可能です。出力したデータを用いて表計算ソフト(エクセルなど)で増幅曲線を作成できます。
測定の流れ
使用例
- 対象ごとに適した方法を用いて鋳型核酸を調製します。なお、本品は、精製された核酸をTemplateに用いることを推奨します。
重要 試験環境の汚染を避けるため鋳型核酸の調製は本品を使用する区域とは区別して行ってください。 - LAMP法用核酸増幅試薬「GENEMAL LAMP FL Mix」を用いて、25 µl反応系で反応液を調製します。
*Templateとして、 まず、陰性コントロール(2.5 µlのd.d.WaterやTE等)を添加して、 次に、鋳型核酸を添加し、最後に、陽性コントロール(2.5 µlのPositive Control DNA)を添加してキャップを閉じます。
- LAMP法用蛍光検出装置GENEMALに測定条件(65℃、40分)を入力し、確定します。
- 装置画面上に測定結果が表示されます。
運転中および運転停止後のしばらくは上蓋をあけず、温度が下がってから反応チューブを取り出します。
重要 増幅産物による汚染を防ぐため、反応後のチューブのキャップは開けず、ジップ袋等に密閉した上で廃棄してください。蒸気により増幅産物が拡散するおそれがあるため、廃棄の際はオートクレーブを行わないでください。
特に反応チューブを装置から取り出すときにチューブのキャップが開かないよう注意してください。
実験例
食中毒菌コロニーから下記方法で調製した試料をテンプレートに、装置GENEMALと専用増幅試薬「GENEMAL LAMP FL Mix」を用いてLAMP法による増幅およびサルモネラ属菌と腸管出血性大腸菌(EHEC)の検出を行った。食中毒菌検出用プライマーには、ポジティブコントロールDNAが付属した「LAMP Primer Set」を使用した。
- テンプレートの調製(前処理)
白金耳でかき取った食中毒菌のコロニーを200 µl のTE(pH8.0)を添加した1.5 mLマイクロチューブ内で懸濁し、熱処理(95℃,10分間*1)後、12,000×gで1分間遠心して得られた上清をテンプレートとした。
*1 装置GENEMALはこの熱処理の工程に対応していません。 - 反応液の調製
- GENEMALによる測定(LAMP反応 65℃、40分間)
データ提供:岩手大学 農学部 共同獣医学科 獣医公衆衛生学研究室 山﨑 朗子 先生
結果:GENEMALシリーズの装置および試薬を用いることで、各コロニーがSalmonellaまたはEHECであることを確認できた。
FAQ
- 融解(会合)曲線解析は可能ですか。
- 本装置は融解(会合)曲線解析機能を搭載しておりません。
- 装置を清掃することは可能ですか。
- 装置が通電していない状態で、柔らかい布に70%エタノールを染み込ませて装置表面を軽く拭き取ってください。
- 20分より長い測定時間を設定して反応を開始したが測定グラフの横軸の最大値が20分までしか表示されていません。
- 測定開始直後は設定した測定時間に関わらず横軸の最大値は20分で表示されます。時間経過に合わせて横軸の最大値が変化します。
- 失活の設定はどのような場面で使用するのが良いですか。
- 増幅試薬に含まれる酵素を熱処理したい場合に使用できます。また、測定試料中に含まれるウイルス、微生物等を測定チューブ廃棄前に熱処理したい場合に使用できます。
* 本装置で設定可能な温度、時間であらゆる試料を失活(不活化)できることを担保するものではありません。
- 反応終了後に「ヒートブロックの温度が設定温度より高いため測定ができません。 設定温度に下がるまでおまちください。」と表示されます。
- 失活時間を1分以上で設定した場合、失活処理を行います。失活処理後しばらくはヒートブロックの温度が増幅反応に適した温度より高くなるため次の測定を始められないよう待機画面となります。温度が下がるのをお待ちください。
- 光強度差分グラフはどのような場面で使用するのが良いですか。
- 光強度差分グラフでは蛍光値と直前の蛍光値の増減幅が測定時間に対してプロットされるためLAMP法の指数関数的な増幅を検出できます。光強度グラフ(蛍光値のプロット)で陽性・陰性を判定しづらい場合にご活用ください。
- ヒンジ部分の塗装が剥離している/使用中に剥離した。
- ヒンジ部分は塗装が剥がれやすい構造となっているため、お客様の手元に届いた時点で塗装の欠けが認められる場合がございます。装置の性能に影響はございません。
製造元情報
別名一覧
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。