創薬支援CROサービス

iCell® BBB(血液脳関門)を用いた透過性試験

富士フイルム富山化学株式会社
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iCell® BBB(血液脳関門)を用いた透過性試験

富士フイルム富山化学株式会社

ヒト生体の血液脳関門(BBB)の機能を体外で再現可能なiCell BBBキットを用いて、薬物の脳内移行性試験を実施します。中枢神経系疾患に対する新薬開発をサポートします。

特長

  • 同一のiPS 細胞由来脳微小血管内皮細胞、ペリサイトおよびアストロサイトであるため、遺伝的背景を揃えた血液脳関門モデルを構築することが可能です。
  • 各細胞特有のマーカーを発現します。
  • 生体と同程度のバリア機能を有します。

BBBについて

  • BBBは、3種の細胞で構成(脳毛細血管内皮細胞、ペリサイト、アストロサイト)
  • 血液と接する脳毛細血管内皮細胞が、物質移動の最初の障壁
  • 脳毛細血管内皮細胞の物質透過は、様々な機構により調節されている

中枢神経系疾患領域ターゲットにおいては、BBB透過性の予測/評価は重要

BBBについて

試験フロー

試験フロー

プレートイメージ

1化合物につき、N=2で実施いたします。

納期

速報連絡:培養開始後、約2週間(メールベース)
最終報告:培養開始後、約1.5ヵ月

納品物

報告書

試験フロー

バリア能の形成 

  • 経日的にTEERが増加。脳血管内皮細胞の単独培養時と比較して、約1.3倍以上高いTEER値を示した。
  • 培養開始後5日において安定したTEERがみとめられた。
  • タイトジャンクションを構成する主要な分子であるZO-1の発現も確認された。

経上皮電気抵抗 (TEER) の経日変化

経上皮電気抵抗 (TEER) の経日変化

Day5におけるTEERの再現性

Day5におけるTEERの再現性

ZO-1の免疫蛍光染色像

ZO-1の免疫蛍光染色像

透過性評価データ

アッセイ概略

アッセイ概略

評価化合物

カフェイン (MW 194)

カフェイン (MW 194)

プロプラノロール (MW 259)

プロプラノロール (MW 259)

アテノロール (MW 266)

アテノロール (MW 266)

ジアゼパム (MW 285)

ジアゼパム (MW 285)

クロルプロマジン (MW 319)

クロルプロマジン (MW 319)

ベラパミル (MW 455)

ベラパミル (MW 455)

リファンピシン (MW 823)

リファンピシン (MW 823)

評価結果

評価結果

細胞の有無による透過性の比較

アテノロール

アテノロール

プロプラノロール

プロプラノロール<

まとめ

納期

培養開始後1.5ヵ月程度
速報 (メールベースでのご報告) は2週間程度

納品物

報告書

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