iPS細胞・幹細胞

ステルス型 RNA ベクター(SRV)作製サービス

ときわバイオ株式会社

本サービスはご希望の遺伝子をステルス型RNAベクター(SRV)骨格のEGFP とPuro 耐性遺伝子の間に挿入します。SRVで遺伝子導入する細胞によって、遺伝子の最適化をおこなうことも可能です。また、レポーター(EGFP)薬剤耐性遺伝子(Puro耐性)の変更も柔軟に対応可能です。

ステルス型 RNA ベクター(SRV)とは

ステルス型 RNA ベクターはマイナス一本鎖 RNA をゲノムとし、RNA 依存性 RNA ポリメラーゼ(RdRp)の働きにより、細胞質で持続的な遺伝子発現を可能にします。細胞への遺伝子導入は導入効率の高いセンダイウイルスエンベロープを利用することで、血液細胞を含むほぼ全ての動物細胞に目的遺伝子を簡便にかつ高効率に導入することが可能です(図 1)。SRV の最大の特長はサイズの大きな(14 kb)遺伝子や複数の遺伝子(<10 個)も細胞質で安定に発現させます。レトロウイルスやレンチウイルスのように染色体に遺伝子が挿入され無いため宿主細胞のゲノムに影響を与えません。また、増殖している細胞でも、非増殖細胞でも安定な遺伝子発現が可能です。
SRV はウイルスエンベロープと人工合成されたRNA ゲノムから構成された遺伝子送達&発現系で、ゲノムに搭載されたそれぞれの遺伝子はmRNAの鋳型として、RdRp によりそれぞれのmRNA に転写され、タンパクに翻訳されます(図 2)。

  • 図1 SRVの構造図
    出典先:(c) 1982 NIKKEI SCIENCE, Inc.

  • 図2 SRV遺伝子の構造

ステルス型RNAベクターの特長とサービス内容

【特徴】

  • ほぼすべての動物細胞で使用可能
  • ゲノム構造を人工的に改変し、動物細胞がこのベクターを異物(病原体)として認識しにくい=ステルス性を有する
  • インターフェロンの誘導が抑制され、細胞障害性が極めて低い=持続感染に重要
  • ウイルス粒子の形成に必要な3つの構造遺伝子を欠失し、遺伝子導入後の細胞からの二次粒子ができない=安全性が高い
  • 最大10個や、大きな遺伝子(14kbp)を搭載可能
  • siRNAやmiRNAを使って任意のタイミングでベクターを細胞から除去することが可能

【内容】

  • 世界で唯一の技術をお客様にご提供いたします。
  • ステルス型RNAベクターにご希望の遺伝子を搭載いたします。
  • 目的に応じて強発現~低発現を調整いたします。
  • 事前のご相談や進捗状況のご報告等、綿密なお打ち合わせを実施いたします。

SRV試薬はこちら

主な用途

〇 細胞質での持続的な遺伝子発現が可能
〇 細胞の初期化やダイレクトリプログラミングに必要な転写因子等を複数搭載し、リプログラミング後に除去することが可能
〇 複数のサブユニットからなるタンパク質やH 鎖とL 鎖遺伝子を搭載して抗体を製造
 (IgG のみでなくJ 鎖を追加してIgM 抗体を作製したり、それぞれ2 種類のH 鎖とL 鎖遺伝子を使った二重特異抗体の製造など)

納品物・価格・納期

【納品物】

任意の遺伝子を搭載したSRV

【価格・納期】

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  • 掲載されている製品について
    【試薬】
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