アミダイト試薬
アミダイト試薬(ホスホロアミダイト)は、核酸合成におけるカップリング反応に使用されるユニットです。ヌクレオシドまたはデオキシヌクレオシドの 3' 位がリン酸エステルの構造となっており、リン原子上にシアノエトキシ基とジアルキルアミノ基がそれぞれ結合しています。基質に対して、このアミダイト試薬と活性化剤を作用させると、アミノ基部分が脱離して基質の5'位とのカップリング反応が進行します。
当社では、複数の官能基が適切に保護された各種アミダイト試薬を取り扱っております。DNA合成用、RNA合成用のアミダイト試薬をはじめ、米国のChemGenes社、Glen Research社品もございます。また、ヌクレアーゼ耐性を示し、核酸医薬品への応用が期待される架橋型人工核酸(LNA)についてもご紹介しています。