デヒドロゲナーゼ

デヒドロゲナーゼ (別名: 脱水素酵素)は、基質から水素を離脱させ、別の受容体に転移させる、いわゆる脱水素反応を触媒する酵素の総称です。水素受容体が酸素の場合は、オキシダーゼ (酸化酵素)と呼ばれます。生体内ではアルコールからケトンへの酸化、アルデヒドからカルボン酸への酸化、不飽和結合の生成などを触媒しています。デヒドロゲナーゼは代謝中間体の酸化・還元や膜電位の維持、能動輸送など呼吸や発酵において重要な役割を担っている酵素です。