プロトプラスト作製試薬

プロトプラストとは?

プロトプラストとは植物細胞などを細胞壁分解酵素で処理することで得られる、細胞膜に包まれた球状の細胞(原形質の塊)です。プロトプラストは適切な条件下で培養すると細胞としての機能を維持することができ、一つのプロトプラストから植物体を再生することも可能です。

現在ではプロトプラストは植物の細胞工学に欠かせない技術となっています。例えばプロトプラストではポリエチレングリコール(PEG)法やエレクトロフュージョン法によって細胞同士を融合させることが可能です。これを用いて異なる種類の細胞を融合することや倍数体を得ることが可能です。これまでに行われた異種間の細胞融合としてジャガイモとトマトを融合させた「ポマト」が有名です。
さらにプロトプラストでは比較的簡単に細胞内へ遺伝子を導入することも可能で、形質転換体の作出の際に利用されます。遺伝子導入の手法としてはエレクトロポレーション法やマイクロインジェクション法があります。

当社ではプロトプラスト作製試薬として、細胞壁の分解に使用されるセルラーゼや培地および酵素液の調製に必要な糖やアミノ酸をラインアップしております。

参考文献

島本功, 岡田清孝 監修, モデル植物の実験プロトコール -イネ・シロイヌナズナ編-, 秀潤社, 1996
今川和友, 山川民夫 監修, 生化学辞典 (第4版), 東京化学同仁, 2007

プロトプラスト作製試薬のラインアップ